ワールドカップ、脳波で動く義足を付けた若者がキックオフを務めるかも

ワールドカップ、脳波で動く義足を付けた若者がキックオフを務めるかも 1

今年、新しい幕開けになりそうです。

6月12日よりブラジルで開催される「2014 FIFAワールドカップ」。世界中のサッカーファンが熱狂するのはもちろん、すごいテクノロジーが披露されるかもしれません。それは下半身不随で歩行ができないブラジルの若者が、脳波で動く外骨格を装着して試合開始を告げるというもの。ワールドカップ初戦のキックオフで予定されています。

これはどんな技術なのでしょうか? まず、毛髪程度の細さのマイクロワイヤと呼ばれるセンサーが内蔵された、3Dプリンタ製の専用ヘルメットをかぶります。これが装着者の脳から生まれる微弱な電気活動である脳波(EEG)を検出。そしてその信号が、腰から脚にかけて装着できる外骨格に送られることで、思った通りに歩いたり、ボールを蹴ることができる仕組みです。ちなみに、候補者の若者はワールドカップ本番まで、ヴァーチャル・リアリティ環境での練習を通して操作方法を学んでいるようですよ。

この「Walk Again Project(ウォーク・アゲイン・プロジェクト)」と呼ばれるプロジェクトは、デューク大学をはじめとして、コロラド州立大学やミュンヘン工科大学、ブラジルのナタール神経科学国際研究所(IINN)など、さまざまな国の機関により実現される、まさにワールドカップに相応しいグローバルな挑戦となっています。

まだ100%可能かどうかは不明ですが、もし実現されれば、サッカーだけに収まらない象徴的なキックオフになるかもしれませんね。

source: Walk Again Project via Engadget

(徳永智大)