アマゾン初のスマホFire Phone、ついに発表されました

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ついにお披露目。

アマゾンのスマートフォンは何週間、何ヶ月間も噂されていましたが、やっとイベントにて公開されました。アマゾンの3Dスマートフォン、その名もFire Phoneです。今までにない機能がいくつか搭載されていますよ。

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Dynamic Perspective(3Dディスプレイ)

噂通り、他にはないDynamic Perspectiveという3Dインターフェースが搭載されています。まるで窓の外を見ているように、画面を傾ければそれに合わせて画像が画面内でシフトします。これって、画面を2人で見たらどうなるんだろう? 爆発しちゃう? まだわからないことだらけですね。

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今回のイベントでデモが行われたDynamic Perspective、ロック画面でもクールに見えたけど、一番活かされていたのは地図アプリ。NYのエンパイア・ステート・ビルディングが飛び出ているように見えただけではなく、画面を左右に傾けることでレイヤーを見えなくしたり、また見えるようにインタラクティブになっていました。

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ゲームプレイでも3Dで迫力満載。デモで使用されたTofu Furyというゲームでは、画面を動かすことで周囲が見渡せるようになっていたり、自分の場所がわかるようになっていたり。これが果たして目をすぐ疲れさせてしまうのか、ゲームには欠かせない機能になるのかは今のところ不明ですが、他の携帯にない機能なのは確かです。

UI

数々のジェスチャコントロールが内蔵されています。Autoscrollは、画面を上下に傾けることでスクロールができたり、(アマゾンなどの限られたページでは)ズームインもできます。これは、1年ほど前サムスンがGalaxy S4で取り入れたことがありましたが、全くの失敗に終わった機能だったので、試してみないとわかりませんね。デモで見た限りでは、とてもスムーズに動いていた印象。スクロールのスピードも調節できるそうです。

カルーセルパネル式のインターフェースは、Kindle Fireユーザーにはお馴染みですが、プレビュー機能付きです。例えば、メールを開かずに本文を見たり、消したりすることができるし、直近のカレンダーの予定も見ることができます。ホーム画面は、Androidのようにグリッドベースになっていて、アプリだけじゃなくメモなどもピンすることができます。

ハードウェア

Dynamic Perspective、どのような仕組みになっているのでしょう? フロントカメラが4つも搭載されているのでX、Y、Z軸それぞれの動きを正確に捉えることができます。

日常でスマホを使う場所って、本当に多種多様ですよね。寝る前とか、暗闇の中で使う人も多いはず。そのため、赤外線カメラを搭載して、限られた光の中でも3D機能が使えるようになっています。もちろん人間の目には見えませんが、カメラは常にユーザーの顔の場所を把握していることになります。これってつまり、常に顔に赤外線が当たってる状態…?

プロセッサはクアッドコア2.2GHz、Qualcomm社のSnapdragon 800が使用されていると推測されます。Galaxy S5やHTC One(M8)に使われている801ほど優れているわけではありませんが、Nexus 5の速さに貢献しているので期待できそうです。競合スマートフォンと同じく、2GBのRAM搭載。ディスプレイは4.7インチ、720p、ゴリラガラス3が使われており、グリップのためにエッジはラバー使用。ストレージは32GB、64GBも選択可能。

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カメラは13MP、f/2.0でIS搭載、カメラ用の物理ボタンもあります。写真用に、無制限のクラウドストレージもついてきちゃいます。上の写真は、他社との比較ですが、鵜呑みにしないほうがいいかも(どこも自社のを一番良く見せるので)。

Qualcomm社のRF360フロントエンド搭載、つまり世界中ほぼどこでも使えます。LTE対応で、9つのLTE、4つのGSM、そして5つのUMTS周波数帯適応なので安心。NFC、Bluetoothはもちろん、802.11ac Wi-Fi対応なので早いネットが期待できそう。

今日一番反応が薄かったもの、Fire Phoneは独自の磁石つきフラットケーブルのイヤホンがついてきます。これは、本体にくっつくのでポケットの中で絡まるのを防止できるんです。グッドアイディア。

Mayday

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KindleシリーズではおなじみのImmersive Readingや、動画再生中のX-rayも。Kindle Fire HDXやHDX8.9のようにMaydayも使えます。動画通話でカスタマーサポートにすぐ繋がることもできます。アマゾンによると、平均10秒以内でつながるとか。おじいちゃんに教える手間が省けちゃいますね。

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Firefly

さらに、Fireflyという機能が新しく搭載されました。アマゾンのDashや、iOSのアプリFlowのように、電話で日用品をスキャンして、なくなりそうならお知らせしてくれたり、異なる店の価格を比べて買い物リストに登録してくれたり。更に流れている音楽を認識して、アマゾンのリンクに飛ぶこともできます。音楽だけじゃなくて、テレビ番組だったり、絵だったり、アマゾンからの買い物を楽にしてくれる機能です。でもを見た限りでは早くて便利そうでした。

FireflyはFire Phoneに専用の物理ボタンがつくくらい、アマゾンにとっては重要。文字認識や、独自のソフトウェア開発キットもあるので、MyFitnessPalなどのアプリも充実しそう。

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その他

他にもちょっとした機能が満載。例えば、ただマナーモードにするだけじゃなく、タイマー機能も付けられます。映画や、会議などに便利かも。

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テキストで写真を送るのも簡単に(Jeff Bezosによると、他のどんなOSよりも少ない手順でできるとか。正直かかる時間は大差なかったみたいだけど...)。他にもホームスクリーンを写真でカスタマイズしたり、アルバムに1タッチでアクセスできたり。人によっては重宝するかも。

ASAP(Advanced Streaming and Prediction)は、ユーザーが見たい映画や番組を予測して、ボタンを押す前からすぐ再生できる準備が整ってます。これはAmazon Fire TVでも合った機能だけど、予測は当たることもあれば、全くダメなときもありました。

発売日

Fire phoneはAT&Tから、契約つきで200ドル、単体で650ドル(32GBモデル)で販売されます。1年間Amazon Primeが無料で使えるので、100ドル分が無料。もうPrime会員でも、ちゃんとついてくるよ。64GBモデルは契約つきで300ドルから。

本日からAT&Tとアマゾンでプレオーダー開始(米国のみ)。6月25日から順次配送されます。発売されてからまたレビューするので、待つのもアリかも。

Brent Rose - GIZMODO US[原文

(るな)