四半世紀を経て、再オープンした仏リゾート

四半世紀を経て、再オープンした仏リゾート 1

暑くなったし、こんなところでくつろぎたい。

映画「ライフ・オブ・パイ」の主人公の名前の由来となった、プール施設Piscine Molitor。緑豊かなパリ郊外に位置し、フランスの洗練の極みともいえるアールデコ調の施設で、お洒落で洗練された人たちが日光浴や泳ぎを楽しんでいました。オープンから60年間運営されていましたが、25年前に閉鎖されてからは廃墟になり果てました。しかし、先日、忠実に修復され以前の輝きを取り戻したのです。

住宅開発のため1989年に閉鎖されたものの、地元の団体の反対運動によりPiscine Molitorは取り壊しを免れていました。しかし、使われることのないまま月日が経ち、そこはスケートボーダーやグラフティアーティストの溜まり場、違法なレイヴのイヴェントの会場になっていたのです。

四半世紀を経て、再オープンした仏リゾート 2

時が経ち、Piscine Molitorは完全に修復されてラグジュアリーなホテルとして再オープンします。以前の美しい状態に戻すため、フランスのホテルチェーンAccorは約10億ドル(約102億円)以上を投じました。ほとんどの部分が立て直されましたが、モザイク画とステンドガラスの多くは苦心してレストアされ、元来の青と黄色の配色も維持されました。

ホテルとしては部屋数124室、さらにスパやジム、バーに屋上テラスも併設しています。しかしこの再開発の豪華絢爛さは批判の的にもなっています。以前からPiscine Molitorの入館料は安くなかったそうですが、現在の価格は1日券で250ドル(約2万6,000円)、年間パスで4,500ドル(約46万円)になっているからです。…「貧乏人はお呼びでないの」と言わんばかりの価格設定ですね。

苦労して修復したおかげでPiscine Molitorが見違えたのは事実です。でもそれだけの金額を支払ってでも、遊びに行ってみる価値はあるのかは議論の余地がありそうです。

アールデコ調の美しい建物でのバカンスには憧れる。けど、桁違いの入場料には尻込みします…。

四半世紀を経て、再オープンした仏リゾート 3

image by Alexandre Soria/Molitor & Thomas Jorion/Molitor

source: Molitor via Verge

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(たもり)