ミシガン州が自動運転車テスト用の都市を建設

2014.06.17 18:00
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カリフォルニアに負けじと、必死です!

最近、アメリカにおいての自動車に関するイノヴェーションは、主にカリフォルニアを中心に起きています。しかしミシガンのメーカは、まだまだタオルを投げてはいません。ミシガン大学は現在、自動運転車テスト用の都市と高速道路「The Mobility Transformation Facility」を建設しており、30エーカー(約0.12平方km)の施設には信号や道路工事エリア、機械仕掛けの歩行者なども用意されています。

The Mobility Transformation Facilityは今年の秋に、自動車産業の中心地、サウスイーストミシガンにオープンし、「4車線の高速道路と都市」という二つの全く異なる環境と、それに伴う危険性をシミュレートできます。

グーグルも今までカリフォルニアはマウンテンヴュー郊外で無人自動車のテストをしてきましたが、先日ついに都市の運転を覚えさせる方向にシフトしていると発表しました。


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この施設内には、都市での運転でストレスに感じる要素が多く取り入れられています。タイミングの合わない信号機工事エリアに置かれたカラーバレル自転車など。「テスト施設のために、プログラムを組んでいく事になるでしょう。例えば、信号機のトリッキーな切り替えタイミングを演出したり、歩行者が危険な瞬間に交差点に入ってきたりなどです。」と話すのは、計算機科学、また計算機工学の助教授、Edwin Olsonさん。他にも、凍結しやすいミシガンの冬は、カリフォルニアにはない悪天候での運転を自動運転車に教える事ができるかもしれません。

この施設での最初のテストカーはフォード・フュージョンのみですが、ゼネラルモーターズやトヨタも参加の意思を示しています。Motherboardも指摘していますが、ここで重要なのは自動運転車であって、無人自動車ではないという点です。つまり運転のほとんどは車が行いますが、それでも運転席には人がいるという事です。なので、無人自動車だから起こりえる妙なシナリオには遭遇しないかも知れません。

しかし、最も注目すべきなのは車ではなく、このテスト都市そのものなのです。設計者たちは、混雑を避けるために車と建物、そして信号機がお互いに通信しあうネットワークシステムを構想しており、これは単なる障害物シミュレーションではなく、未来の都市のヴィジョンでもあるのです。


image: University of Michigan
source: University of Michigan via Motherboard

Sarah Zhang - Gizmodo US[原文
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