ワールド「チケット」カップ、優勝は!?

ワールド「チケット」カップ、優勝は!? 1

とりあえず1枚ください。

今1番熱いものと言えば…そう、ワールドカップ!
幸運にもチケットを手に入れた方はご存知かもしれないですが、実はチケットには色々なデザインが描かれているのです!

そしてこのデザイン、毎回違うものになっているんです。Creative Bloqがそれらをまとめてくれたので、みんなでワールドカップのチケットの歴史を振り返っていく事にしましょう!

もちろん今日のデザインに至るまでは様々な道を経てきました。第1回大会では、最小限のロゴの上に文字が書かれているのみ。デザインも何もありませんでした。しかし月日が経つにつれ、チケットはより精巧でクリエイティブなものに。1970年のメキシコ大会では、大会公式ロゴが作られ、それ以降のワールドカップでも同様に、大会ごとにロゴが作製されています。



以下、大会ごとにどうぞ!

1930年決勝:ウルグアイvsアルゼンチン

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ウルグアイで開かれた記念すべき第1回のワールドカップのチケットは、板に2色の文字で書いたようなシンプルさ。デザイン的には普通ですが、コレクターズアイテムとしては1,000ユーロ (約14万)の価値!

1934年ファーストステージ:スペインvsブラジル

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1934年の大会は、イタリア王国(現在のイタリアの前身)で行われました。4種類ものフォント(標準、イタリック、太字、カリグラフィー)が用いられ、会場は3D文字で記載されています。 背景は、開催国のイタリアをローマ美術によって表していて、モザイクタイルで枠を作っています。80年前のチケットですが、白と青がいまだによく保存されていますね!

1938年ファーストステージ:フランスvsベルギー

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1938年フランス開催のワールドカップのチケットは、ミニマリズムのようにとてもシンプル。数種のフォント使用とともに、右上の緑色のバンドが特徴です。実はこれだけ保存状態がいいチケットはまれだとか。

1950年ファーストステージ:イングランドvsスペイン

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戦争のため中止された2大会のため、12年ぶりの開催となった1950年ブラジル大会。デザインは1938年のチケットとよく似ていて、赤青白の3色が使われ、半券が初めて登場した大会です。

1954年決勝:西ドイツvsハンガリー

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1954年スイス大会のデザインは、スタンダードなものに戻ります。半券はなくなり、申し訳程度のグラフィックが入っているだけというシンプルさに。

1958年:スウェーデン戦

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1958年のワールドカップはスウェーデンで開催。チケットのデザインはシンプルですが美しいものに(僕のお気に入りのデザインです)。全体的に小さめなフォントに、うまく構成されたタイポグラフィ。色付きの横縞を中心に配置する事で、見事なバランスもとれています。右上のエンブレムもお忘れなく!

1962年決勝:ブラジルvsチェコスロヴァキア

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チリ開催の1962年大会のチケットはトレーディングカードのようなデザインに。シンプルな文字の配置に白の枠組み付きです。 このチケットは保存状態が悪いですが、なんとサッカーの神様ペレのサイン入り!

1966年決勝:イングランドvs西ドイツ

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1966年のイングランド大会。チケットは1962年大会のものと同じようなトレーディングカードスタイルに、半券がついたものになっています。半券には、入場口と座席番号が入っています。

1970年準々決勝:ブラジルvsイングランド

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公式ロゴが作られ始めた1970年のメキシコ大会のチケットは左上にロゴ、右側にアナログ時計と日付というデザイン。

1974年ファーストステージ:オーストラリアvsチリ

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1974年西ドイツ大会では、鮮やかな色を使用。アナログ時計でキックオフ時間、スタジアムの絵と上部の数字で座席番号、と大変わかりやすいデザインになっています。

1978年決勝:オランダvsアルゼンチン

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アルゼンチンで行われた1978年大会のデザインは、少し変わったものに。スタジアムにあるスコアボードとデータボードをモチーフとしたのでしょうか。時計はアナログで24時間表記が使われていて、その下に日付が配置されています。 しかし、チケット全体に情報を詰め込みすぎたせいか、ごちゃごちゃしてしまっていますね…。

1982年準決勝:西ドイツvsフランス

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1982年スペイン大会は、スペイン国旗の色使いを真似たものに。初めてデジタル時計のデザインが使われ、同じく初めてチケットの値段が書かれました。(米Gizmodoのコメントによると、1954年と1962年には既に値段が書かれていたらしいのですが...。どうなんでしょうか?)

1986年グループステージ:ソヴィエト連合vsカナダ

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1986年メキシコ大会のチケットは1970年に行われたメキシコ大会と似たデザイン。右上のスコアボードのアイデアは、1978年大会のチケットから?

1990年決勝:西ドイツvsアルゼンチン

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色あせた赤と緑で国旗をデザインしたのは、1990年イタリア大会のチケット。1934年以来の3Dテキストが使われています。

1994年決勝:ブラジルvsイタリア

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1994年アメリカ大会は、アメリカらしくド派手な色使いー白、赤、青の星条旗も使われています。縦横の2種類のフォーマットで発売され、ワールドカップとFIFAのロゴがデカデカと描かれています。チケット全面に、様々なフォントが使われているのも特徴の一つです。

1998年決勝:フランスvsブラジル

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フランスで開催された1998年大会。薄い青と白で塗られた背景に、赤い地球のデザインが目立っています。文字はドットマトリックスプリンターによってプリントされ、ロゴは右側に控えめに。

2002年決勝:ブラジルvsドイツ

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2002年日韓大会のデザインは1994年のものとよく似て、色鮮やかなものに。ロゴは金、紫、緑、青、赤で構成され、半券システムも復活。偽チケット防止のホログラム付きで、スタッフが観客のチェックをしやすいようになっています。

2006年決勝:イタリアvsフランス

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2006年のチケットは、2002年のものによく似ています。特注のフォントがロゴ、会場名、そしてチーム名に使用されているデザイン。キックオフ時間等全ての情報はチケットに記載されていて、半券には番号のみが書かれています。

2010年決勝:スペインvsオランダ

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2010年のチケットのデザインは2002年、2006年そして1994年アメリカ大会からのアイデアを拝借。再び特注のタイポグラフィが使われ、今回は立て向きにデザインを配置。半券はバーコードのみになっており、チケットの上部についています。輝かしい黄色が、ロゴの緑、赤、紫色と見事にマッチしていますね。

いかがでしょうか? こうして1つ1つ並べてみて見ると、これがなかなか変化に富んでいて面白いですね。素晴らしいデザインが描かれているものもあれば、少し変な絵が描いてあるもの。情報だけが羅列されているもの。それにデザインとともに技術の進歩を感じます。

ポスターのデザインもこちらから見られますよ。

さて次のチケットはどんなデザインになるのでしょうか? 楽しみですね!

この記事のオリジナルはCreative Bloqに掲載されました。ジョニー・ラウントゥリーさんは、印刷会社Elandersと仕事をするフリーのライターです。

Jonny Rowntree - Gizmodo US[原文

(Tomo)