北極が地図から消えてしまう!?

今年も暑いですね。しかし地図上はもっと暑いのかも...。

今秋いよいよ発売されるナショナル・ジオグラフィック アトラス(世界地図)第10版は、これまでの物と比べて大きく変わるらしいです。というのも、北極の氷が減ってしまったせいだとか...。昔までは真っ白に覆われていた北極の大部分を削ってしまうらしいのです。

上の写真は多年氷の面積の現状を表しています。多年氷とは、その名の通り2回以上の夏の間解けなかった氷のことで、どれだけの量の氷が存在するかの指標の1つらしいのです。ちらっと見ただけでも...グングン減っているのがすぐにわかりますね。

1970年代から10年ごとに年約12%の割合で徐々に、そして2007年からはさらに凄まじい速さで減っているのです。

実は地図上の北極の氷の形を現実にあわせて変えるのは、今回の10版が初めての事なのだとか。

リンク先の動画で、地理学者のホワン・ホセ・バルデスさんは、ソヴィエト連合の分裂以来の大きな地図上の動きであると語っています。

ナショナル・ジオグラフィック アトラスは、地図の読者にも一目で分かるように2つの違ったタイプの氷を地図上に描く予定らしいです。多年氷は白で、通常の季節ごとに解けては固まってを繰り返す海氷の存在する限界領域は線で描かれるのだそう。

しかしこの海氷の領域についても、地理学者たちの間で、意見が割れています。その理由は、海氷の量の変動がとても大きいから。例えばこの10版では2012年のデータを使用する予定ですが、実はこの2012年というのは、地球上で最も海氷が少なかった年のひとつなのです。バルデスさんはというと、このデータを使うのには賛成であると言っています。

私たちが子供の頃に見ていたような地図とは大分変わってしまうようですね...

もしかしたら地図を見た人達が、考え行動してほしいという思いも込められているのかもしれません!

source: NatGeo

Alissa Walker - Gizmodo US[原文

(Tomo)