Wikipediaに聞く、「最も影響力のある人物」とは

Wikipediaに聞く、「最も影響力のある人物」とは 1

教えて、Wikipedia先生!

誰がどれだけ影響力があるか、その力を測るのは至難の業。さまざまな角度から、見方によってその力の大きさは変わってきますからね。そこで、トゥールーズ大学がWikipediaを利用して「人の影響力」を調べてみたそうです。その結果はなかなかユニークなものになっています。

Young-Ho Eom氏をリーダとする研究チームが用いたのは、グーグルのPageRankのアルゴリズム。このコードは、ウェブページにどれだけ流入リンクがあるかを調べるのにグーグルが使っているものです。そしてこれを元にPageRank=ウェブページの重要性が決まっています。これと同じ原理で、Wikipedia上で重要な人物を割り出したのがこの研究です。24カ国語で編集されているWikipediaの全体に先述のアルゴリズムがかけられました。英語版で最も影響力があるとされた3人は、ナポレオンバラク・オバマ、そしてカール・フォン・リンネ

ナポレオンとオバマ大統領はほとんどの人がわかりますが、最後のカール・フォン・リンネって知っていますか? 彼は、スウェーデンの学者で分類学の父として知られており、全ての動植物の情報をまとめて生物分類を行なった人物です。知らない人は、それこそWikipediaのページへどうぞ。

彼がこの研究で「影響力が強い」と判断されたのも納得。数多くの動植物のページで学名が記されていますが、そこには彼の影があちこちに見られるからです。生き物の数だけ彼の影があれば、そりゃWikipedia先生も彼の重要性を認めずにはいられませんね。

また、この研究では影響力の強い人は17世紀より後に生まれている結果も出ています。それ以前生まれの人もいますが、ギリシャの学者やローマ時代のリーダー、そしてキリスト教のあの人など、絶対的な有名人ばかり。

もちろん、これはほんの1つの見方をした影響力調査に過ぎないのですけれどね。例えば、流入&流出どちらも測る2DRankを用いた場合、ヒトラーやマイケル・ジャクソン、そしてマドンナがランクインしています。

Image by Kristina Alexanderson under Creative Commons license.

source: arXiv via New Scientist

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(そうこ)