国土水没の危機のキリバスが2,000km離れた異国に移住先購入

国土水没の危機のキリバスが2,000km離れた異国に移住先購入 1

全国民脱出まで、あと30年。

キリバスは赤道直下の33の島から成る国です。排他的経済水域は世界第3位(!)なのですが、なんせ陸地が海抜60cm~1m程度の環礁ばかりで、温暖化の影響をモロに被ってます。

「海面上昇で国土が沈没する前になんとかしよう」と、政府は前例のない大胆な行動に出ました。2000km近くも遠く離れた、まったくの異国のフィジーに22平方kmの土地を購入したのです。

キリバスは将来の移住先として数年前からフィジーに目をつけていました。何度もお願いしてやっとOKが出て、今年、フィジーで2番目に大きな島の耕地の1区画を877万ドル(約9億円)で購入することで合意に達したのであります。キリバスの低地は海水を冠って農作物がやられてしまったので、当座はこの耕地でキリバス国民の食料の作物を生育します。

キリバスはあと30年ぐらいで居住不能になるとの予想もあります(海面上昇で国土が浸水し、淡水の地下水が海水にやられてしまう)。将来的にはキリバス国民約10万人の移住先も必要です。フィジー以外にも、ニュージーランドにも移住を認めるよう働きかけています。

国土水没の危機で移住先が必要な国はキリバスだけじゃありません。モルディブ、ツバル、マーシャル諸島…いずれも海抜が低く、温暖化の影響を真っ先に被ります。国連は「こうした国々では全国民が国を失うだろう」と報告しています。気象変動に国境なし。

image: NASA

source: Inter Press Service via Al Jazeera

Sarah Zhang - Gizmodo US[原文

(satomi)