ビッグデータは都市を変える? ソーシャルシティ東京、この夏始動します

SF的な都市、既に来てました。

昨日MIT Media Lab @Tokyo 2014のカンファレンスにて電通国際情報サービス(ISID)の渡邊信彦氏から発表されたのがソーシャルシティ東京。これは街中に設置したセンサーによってユーザの嗜好をトラッキング、集積したビッグデータを活用し、個人にベストマッチした情報を提供するという都市計画です。

実は既に昨年からグランフロント大阪にてスマートシティ構想は実現されていました。

その主軸となるのが+fooop!というプラットフォーム。これはSNSの等のネットにおけるユーザ情報と街におけるリアルな行動履歴を結び、都市をビッグデータ化。そして各ユーザを分析し最適な情報を提供するコンパスのようなものです。

実際にグランフロント大阪には36個ものサイネージが設置されていて、これの利用履歴やユーザのSNSを紐付け、ディスプレイに友人のレコメンド投稿などが表示されたりします。このビッグデータはサイネージの操作履歴、ポイントカードの使用履歴、SNSの投稿などリアル・ネット双方からアプローチされた情報がつまっています。

これによって、各ユーザのペルソナが分析され、また同時にその時の天気や一緒にいる相手などユーザがおかれている環境・状況に合ったリコメンドされるべき情報が判別され提供されます。たしかにリアルな都市において自分がおかれている状況によってニーズは様変わりしますよね。

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実はこのシステムが完成するまでにさまざまな実験をとおして導きだされたことがあったそうです。それは「ECサイトなどWebでの買い物時は1人で購入を決意するものの、リアルな場では友だちをはじめ口コミに影響されやすい」ということ。都市空間はネットよりもSNSとの親和性が高いと言えるかもしれないのです。

最後に、冒頭で触れたように東京でのソーシャルシティプロジェクトが始動すると発表されました。そのトリガーとなるはスポーツ。たしかにワールドカップの盛り上がりなどを見ているとフィジカルなアクションは人との結びつきをよりいっそう高めるものに見えてきます。このプロジェクトは2020年に向けて動き出すそうですよ。ああ、あれが開催される年ですね。

source: MIT Media Lab, イノラボ, 電通報1, 2

(嘉島唯)