iPhone 6向けプロセッサの出荷を台湾TSMCが開始したそうです

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チップ製造競争も激しくなりそう。

ウォールストリトジャーナルによると、台湾TSMCiPhone 6むけのプロセッサ「仮称:A8」の出荷を第2四半期(4月〜6月)に開始したそうです。

ここで注目なのは、アップルのAシリーズプロセッサにおけるサムスンの独占が崩れるかもしれない点です。アップルとサムスンといえば永年のライバルなイメージがありますが、iPhoneの要となるAシリーズプロセッサはずーっとサムスンが製造していたんです。

ただ、アップルはiPhoneのプロセッサ製造をライバル企業に依存していることを快く思っていなかった筋があるようで、これまでも何度も製造会社の乗り換えの噂が流れていました。さらに、近年同社はプロセッサ以外のiPhone、iPad用パーツからサムスン製のものを排除する傾向にありました。そしていよいよ本丸となるプロセッサ製造においてもサムスンの独占製造を中止することになりそうなんです。やっぱりスマートフォンの頭脳とも言えるプロセッサの製造をライバル企業にまかせていては、安心して成長戦略が描けませんよね。

なお、このA8プロセッサには20nmプロセスが採用されているそうです。iPhone 5sには28nmプロセスで製造されているA7プロセッサが搭載されていますが、プロセスルールが縮小されることにより省電力で動作することが期待できます。

また今回の報道では、アップルは2015年以降もTSMCにプロセッサ製造を依頼すると言及されています。来年以降はさらにシュリンクされた16nmプロセスのAシリーズプロセッサが製造されるとのことで、こちらもさらに省電力化が進みそうですね。

image by Andrey Bayda / Shutterstock.com

source: WSJ via 9to5Mac via 気になる、記になる…

(塚本直樹)