「littleBits」から新しく「cloudBit」モジュールが登場、IoTなスマートホームシステムが簡単に作れるように

「littleBits」から新しく「cloudBit」モジュールが登場、IoTなスマートホームシステムが簡単に作れるように 1

だんだん知名度が高まってきたオープンソースの電子工作ガジェットlittleBitsから、あらゆるモノにインターネット接続できる「cloudBitというモジュールが登場します。これを使えば、既存の「LittleBits」のライブラリーを使って、オリジナルのIoT(Internet of Things)を効率的に作れるようになります。

これはもう素晴らしいアイデアじゃないかと。

部品を使ってインターネット接続可能なデヴァイスを作れるだけでなく、サーモスタットからドアベルのようなものまで、様々なデヴァイスをハックしてクラウド経由でアクセスできるようになります。

「これまでは、IoT(Internet of Things)プロダクトの開発は企業や専門分野のエキスパートに限定されていて、実現可能性やイノヴェーションのスピードも限られていました」とlittelBitsの創設者でありCEOであるアヤ・ブデール氏はリリースの中で述べています。CloudBitは、誰もがインターネット接続可能なプロトタイプを短時間で開発できるツール。そして何よりも楽しいのが大事!

「littleBits」から新しく「cloudBit」モジュールが登場、IoTなスマートホームシステムが簡単に作れるように 2

cloudBitには4GBのメモリカードが付いています。

littleBitsの言葉を借りれば、cloudBitのアイデアの背景には「IoTの民主化」があるのだそうです。ブデール氏は「今や多くの企業がスマートホーム市場の覇権争いに参入しているし、初期の段階ではグーグルやホーム・デポのような巨人企業がリードしてきました。しかし今後はそのような状況から抜け出して、もっとみんなが新しくてエキサイティングなことに挑戦できる環境を作りたい」と米Gizmodoに語ってくれました。

またブテール氏によれば、cloudBitはLinuxやAndroidと比べ、完全にオープンなプラットフォームで、クリエーターがハードウェアを完全にコントロールできるようになっていて、溶接や配線、プログラミングも必要ないとのこと。そしてその名の通り「あらゆるモノに簡単にインターネット接続できる」もの。littleBitsとcloudBitと古くからあるHoneywellのサーモスタットで作ったDIYキットなど、いくつかの作品例を紹介してくれました。

「littleBits」から新しく「cloudBit」モジュールが登場、IoTなスマートホームシステムが簡単に作れるように 3

ただの白いサーモスタットの代わりにカラフルな基板が壁にかかっているのって、かっこよくないですか?

「littleBits」から新しく「cloudBit」モジュールが登場、IoTなスマートホームシステムが簡単に作れるように 4

littleBitsはインダストリアルデザインとの相性は抜群です。littleBitsのインハウスのデザインチームは、木材と電子部品を使ってとっても美しいデヴァイスを作っています。これは、リアルタイムで天気や気温を表示してくれるもので、cloudBitを通じて天気予報データを読み込んで見やすく表示するだけのシンプルなものです。

「littleBits」から新しく「cloudBit」モジュールが登場、IoTなスマートホームシステムが簡単に作れるように 5

箱の中に隠れていますが、内側の回路部品も可愛い。

「littleBits」から新しく「cloudBit」モジュールが登場、IoTなスマートホームシステムが簡単に作れるように 6

今後日本でも家電オーディオの主流になるかもしれないSonosのようなものも作れます。cloudBitを使えば、デヴァイスからウェブへの一方通行なアクセスだけでなく、双方向性を持たせることができるので、cloudBitを媒介としたあなただけのワイヤレス・ネットワーク・オーディオ・システムを構築できます。本棚とかにもさりげなくハマりそうなスピーカーですね。

「littleBits」から新しく「cloudBit」モジュールが登場、IoTなスマートホームシステムが簡単に作れるように 7

呼び出しボタンを押した来客にテキストメッセージを送れるドアベルも。

どれも素敵なプロダクトですが、「本当にIoTプロダクトを自作してみたいか」という疑問はありますよね。昨今スマートホームは話題になっていますが、自分のデヴァイスを作ろうと思うとかなりの時間と手間がかかるもの。部品をつなげるのは簡単にできるんですけどね。

でも、littleBitsならそれを簡単にします。

littleBitsのウェブサイト上では豊富に事例が紹介されていますし、美しいプロダクトデザインのテンプレートも無料でダウンロードできますよ。

cloudBitはIoT関連のスタートアップを考えている人にとっても革新的なツールかもしれません。ブデール氏によれば、littleBitsのユーザーの半分は起業家で、残りの半分は趣味でやってる人だそうです。

言えることは、みんなものづくりが好きであるということ。littleBitsが電子レゴだとすると、cloudBitはネットにつながるレゴのようなもの。インターネットのお陰で、いろんなものがもっと良くなります。

「littleBits」から新しく「cloudBit」モジュールが登場、IoTなスマートホームシステムが簡単に作れるように 8

cloudBitは、1個の部品を59ドル(約6000円)で販売しています。期間限定で上の写真にあるクラウドバンドル版も購入できます。クラウドバンドル版では、cloudBitとすぐに電子工作を始められるベーシックな部品の組み合わせがセットになっています。アメリカでは8月からRadioShackで販売開始になるようです。

日本での発売に関しては記事執筆現在、特にアナウンスがありません。

Images by Nick Stango / littleBits

source: littleBits

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文
(mayumine)