Nestやサムスン、IoT用規格「Thread」立ち上げ

2014.07.17 11:30
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Wi-FiやBluetoothじゃ不足だ!と。

グーグル傘下のNestやサムスンが新たなコンソーシアムを創り、家庭用ワイヤレスネットワークプロトコル「Thread」(直訳:糸)を発表しました。それは省電力のワイヤレスネットワークを作るべく設計されたプロトコルで、デヴァイスをシームレスにつなぎ、真の「Internet of Things(モノのインターネット)」を形成する、とされています。つまりThreadは家のためのミニ・インターネットを作り出そうとしているんです。

コンソーシアムを立ち上げたのはNestやサムスン、ARM、フリースケール・セミコンダクタなど7社です。Wi-FiやBluetoothといった既存勢力に代わる規格を立ち上げるなんて、なかなか挑戦的な試みです。Threadは既存のIEEE 802.15.4と、それを基礎とするZigBeeという規格がベースになっているので、今あるZigBee対応デヴァイスはソフトウェアアップデートするだけでThreadのネットワークに接続できます。

またQuirkyのWinkシステムなど他のスマートホームプラットフォームと違い、Threadでは中央ハブを必要とせず、それでも250以上ものデヴァイスを接続できます。

ThreadはInternet of ThingsにおいてWi-FiやBluetoothより良い接続手段になろうとしている、ということは、何が違うんでしょうか? まずWi-Fiが電力を多く消費するのに対し、Threadは省電力です。またBluetoothではIPv6をサポートしていないのに対し、Threadはサポートしています。また(あまり流行っていない)ZigBeeとの違いをいえば、Threadのほうがよりシンプルになっています。

「既存のワイヤレスネットワークのアプローチはInternet of Thingsが広まるよりずっとまえに出てきました」グーグルのヴィント・サーフ氏はこう語ります。彼はThreadのアドヴァイザーでもあります。「Threadというプロトコルは既存の技術の良いところを組み合わせ、家庭内でプロダクトをつなげるためのより良い手段を提供します。」

とはいえ、いろんなデヴァイスをつなぐのにどれだけ規格が必要なんだろうという気はします。すでにWi-Fiがあり、Bluetoothがあり、またZigBeeみたいな普及してない規格もたくさんある中で、本当に他より優れた規格ってものはできるんでしょうか?


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前提:競合する規格が14種類ある。
「14なんてバカげてる! みんなのユースケースをカヴァーするユニヴァーサルな規格が必要だ!」「まったくよ!」
結果:競合する規格が15種類になる。

…ということになるかどうかは、2015年半ばにThread対応デヴァイスが発売されてから徐々にわかってくることでしょう。


Image via Thread
Comic via XKCD
source: GigaOmWireless Wire News

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文
(miho)

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