Oculus RiftとKinectで実現、遠隔二人羽織

誰かの神アクションをコピーできたりする?

ヴァーチャルリアリティ技術を使うと、第三者視点で世界を見ることも可能になります。それをさらに進めると、映画「アバター」みたいに自分とは別の肉体を動かせるようにもなります。ヴァーチャルに遠隔で二人羽織するように、離れたところで他人に自分と同じ動きをコピーさせられるんです。

インペリアル・カレッジ・ロンドンのYifei Chaiさんが開発したシミュレーターがそんな仕組みを実現しています。「コントロールする側」の人はOculus Riftを身に着け、Kinectでトラッキングされています。「コントロールされる側」の人は電気刺激で筋肉を動かすワイヤと、ヘッドマウントカメラを装備します。「被コントロール側」のカメラは「コントロール側」のOculus Riftにつながっていて、「コントロールする側」から「コントロールされる側」の視野が見えます。

そのうえで「コントロール側」が下を見て腕を動かすと、Kinectがその動きをトラックして、データを「被コントロール側」のワイヤに送ります。「被コントロール側」の人は電気刺激を受けて、データで送られたとおりの腕の動きをするというわけです。

この仕組みの応用先としてはゲームはもちろん、リハビリ支援なども考えられています。これは訳者の妄想ですが、精度が高まればスポーツのフォームや楽器演奏テクニックの指導などにも使えるのではないでしょうか? プロのダンサーみたいに踊ったりできるかもって思うと、かなりワクワクします! 一方、他人の身体を操ったり操られたりできる怖さも同時にあります。

もちろんこのシステムはまだコンセプト段階で、できることも限られています。コマンドが出されてから動作するまでにラグもかなりありますし、動かせる体の部位も腕だけです。それでもこの技術を進化させたらどうなるか、よくも悪くも末恐ろしいですね。

source: New Scientist

Eric Limer - Gizmodo US[原文

(miho)