アマゾンの早さに隠された秘密

2014.07.04 18:00
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早いものにはワケがある…

皆さんはアマゾンの即日配達を利用した事はありますか? その早さには驚くばかりです。朝注文した物が夕方頃には届くんですから! しかし、即日配達のノルマ達成のために配送施設で働く人々が危険にさらされているとしたら?

アマゾンは世界各地に配送施設を建設するため多忙なスケジュールに追われています。2010年から新たに50もの施設をオープンし、即日配達の対応エリアを着々と広げています。しかし配達ノルマが厳しいあまり、安全は二の次になっているのかもしれません。先週、合衆国労働省は過去半年間にアマゾンの施設で、死亡事故が2件あったことを明らかにしました。

一つ目の死亡事故は、つい先日の6月1日ペンシルバニア州カーライルのアマゾンの倉庫でおきました。Jody Rhodesさんは電動パレットの操作中に落ちてきた棚に下敷きとなり亡くなりました。この事件は現在も労働安全衛生管理局(OSHA)によって調査が続けられています。

二つ目の死亡事故は昨年12月ニュージャージー州アヴェネルのアマゾンの倉庫で箱の整理をしていたRonald Smithさんが、ベルトコンベアにぶつかり死亡しました。OSHAがこれについて調査を行なったところ、5つの会社に重大な違反見つかったそうです。Smithさんは派遣会社に雇われていた期間労働者だったため、アマゾン自体は違反を問われてはいません。重大な違反を言及された5つの会社も6,000ドルの罰金しかこの違反に対して追及されませんでした。

OSHAのスポークスマンPatricia Jones氏は

派遣会社やそれを雇う会社は相互に労働者の安全と健康に責任を持つべきであって、 現場を実際に確認し、正社員か期間労働者にかかわらず、全ての労働者がその職場の潜在的危険から守られるべきだ。

文面で述べました。

派遣社員を多く雇っているアマゾンの配送センタや倉庫などでの労働環境には、厳しい監査の目が向けられ始めています。

万一の自体が起きたとき「誰に責任があるのか?」という問題は、最近のテクノロジーベースの消費者サービス業界で、議論を呼ぶ問題となっています。Uberやアマゾンのような会社は、派遣会社を使うことによって万一の自体が起きたときの批難の矛先が自分たちに向かないようにしているのです。特にUberはドライバーひとりひとりに責任があるという主張するくらいです。

グーグルを含めた上記ような会社は次世代の三河屋さんのような存在になるために競争を繰り広げていますが、この競争が人の命を奪ったとき、責任の所在はどこにあるのでしょうか?またどこであるべきなのでしょうか?


Matt Novak - Gizmodo US[原文
(ゆたかつむら)

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