未来の乗り物のヒントは、ゴルフボールにあり

なんだこれは?

ちょっとヘンテコなきのこの山か、毒キノコか、それともマリオの世界に出てきそうな何かか…。

これ、Smorphです。ではSmorphとはなんぞや? それは、未来の航空力学を変える技術、未来の飛行機や車、電車に使われるかもしれないものなのです。もっと、わかりやすく言うと、ゴルフボールがより速く真っすぐ飛ぶために使われている技術なんだそうで。

ゴルフボールのデコボコとした表面は、低スピードだと空気抵抗を半分にする役目があります。しかし、速いスピードで移動する時はその力が逆に働いてしまいます。それ故に、このデコボコ技術は、ハイスピードで移動する乗り物には向かないとされていました。今回、マサチューセッツ工科大学の研究者が開発したのが、このSmorph。デコボコからツルっとした表面に、一瞬でその形を変えることができる素材が生まれたのです。

Smorph(Smart Morphable Surface)の秘密は2つの層。内側の柔軟性の高いシリコン層を、外側の固い層が包んでいます。この中空になっている表面から空気を吸うと、この2つの層が一瞬でデコボコ面を作り出します。これは、プルーンが乾燥してシワシワになるのと同じことなんだとか。

この素材と技術を使えば、非常に空気力学を利用した乗り物が作れるというわけです。もちろん、これはまだ机上の空論の話で、実際に利用できるのか、できるとしていつ頃利用開始されるのかは、まだまだ先の話ですけれど。乗り物だけでなく、風からのダメージを防ぐように建物にも使用できるという話です。

未来の乗り物は、まだまだ想像の余地がたくさんありますね。

source: MIT Newsvia New Scientist

Robert Sorokanich - Gizmodo US[原文

(そうこ)