金ナノ粒子、脂肪吸引業界の新旗手となりえるか?

金ナノ粒子、脂肪吸引業界の新旗手となりえるか? 1

私たちの生活に革命を起こすかもしれない。そんな風に注目されている金ナノ粒子

燃料電池などの触媒として活用されるのはもちろん、抗酸化作用を持つためにサプリメントに使われたり、日焼け止めや癌細胞を攻撃する治療に使用されるなど、利用範囲が非常に大きくなってきてます。そんな金ナノ粒子が新たに大進歩をもたらそうとしている分野があります。それは脂肪吸引

現状の脂肪吸引治療は、外科医が長いニードルを前後にこすりながら不要な脂肪を吸引していく方法をとっています。摩擦によって、吸引する前に脂肪細胞を破壊できるのですが、同時に神経結合組織にもダメージが及んでしまいます。もっと身体にやさしい脂肪吸引の方法はないのでしょうか?

そこで、USCD(カルフォルニア大学サンディエゴ校)のAdah Almutairi 教授は考えました。金ナノ粒子を使った悪性腫瘍を攻撃する治療があるのだから、これを脂肪吸引にも応用できないか?と。

その後彼女は美容整形外科医である兄Khalidさんとチームを組み、新しいテクニックを研究することにしました。ネタ元のChemical and Engineering Newsには以下のようにあります。

この新しい脂肪吸引技術は、脂肪性の領域にナノ粒子を注入、そこに(適切な方法で)赤外線レーザーをを当てて脂肪を溶かし、細いニードルで溶けた脂肪と粒子を吸い出すというもの。Khalidさんによると、脂肪は結合細胞や神経細胞よりも低温で溶ける性質があるので、この方法だと組織の保全を維持することができるそうです。

現在は動物でテスト中ですが、人間での臨床試験年内にスタートする予定だそうです。

お腹の脂肪や二の腕のお肉が気になる季節ですが、個人的には脂肪吸引はやっぱりちょっと怖いかな。

image by Piotr Marcinski / Shutterstock

source: Chemical and Engineering News

Sarah Zhang - Gizmodo US [原文

(junjun)