カメラ新時代。オリンパスとMITによるオープンプラットフォームカメラ

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メーカーとユーザがもっと近くに。

昨日のMIT Media Labでオリンパスから発表されたのはオープンプラットフォームカメラ。カメラというパッケージ化された製品のパーツをそれぞれ開放。カメラをオープンプラットフォーム化することで、「レンズ」、「アクセサリー」「アプリ」をサードパーティーのデベロッパーやクリエイター、そしてユーザーもハックできるようになる世界観、新しい写真体験を目指すのだそうです。

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実際にMITの学生が既にいくつかアプリ等を開発しています。例えばこれはスマートフォンとカメラを連携させるアプリで、誰もが簡単にさまざまな趣向を凝らした写真を撮影できると言うもの。上の画像のアプリはMITの学生であるDan Sawadaさんが作ったもので製作期間はたったの3日だったそう。

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MIT Media Labのメンバーでありリエゾンとしても活動しているオリンパスの石井氏

このMITとの取り組みから「きちんとしたベースを作って提供すれば、手軽にカメラを拡張できる」ということがわかったそう。もちろんMITの学生が優秀だという前提はあるものの、学生がたった3日でアプリを開発できるのはポテンシャルが高いですよね。

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石井氏と共にオープンプラットフォームカメラプロジェクトを担当する佐藤氏

オリンパスでは、未来のカメラを考えるワークショップを数年続けてきました。そして昨日発表されたのが、このワークショップをさらに広げるであろうコミュニティーサイト「Open Platform Community」です。

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サイトには筒状のレンズのようなカメラのイラストが描かれていて、デベロッパーがアプリ開発していたり、3Dプリンターで何か出力しているのでしょうか。今後次第に情報を明らかにしていくそうです。まだコミュニティのプロジェクトの全容はわかりませんが、楽しみですね。

佐藤氏は「現在は作り手とユーザが2つにわかれています。でもこのようなプラットフォームが確立すればその境目がなくなっていくかもしれない。その先に新しいイノヴェーションがあるのではないでしょうか」と、その可能性を語っていました。

趣味や時間の使い方の多様性が広がり、かつテクノロジーの進化で「ものづくり」の敷居が下がってきている今、自分が欲しいオリジナルカメラを開発できる時がもう間もなくやってくるようです。

source: MIT Media Lab, Open Platform Community

(嘉島唯)