イスで死なないためには、どうすればいい?

イスで死なないためには、どうすればいい? 1

座りっぱなしは万病の元。

座るのって楽です。電車に乗れば空席を探し、仕事では何時間も連続で座り続けてます。果ては立ち飲みバーとか立食パーティに行っても、壁際のイスについ座ったりしてしまいます。

でもここ最近、「座る」ことの健康への悪影響が指摘され続けています。座ってばかりいると、心臓疾患とか腎臓病大腸がん慢性疾患にかかりやすいと言われたり、明確な体の病気ではないにしろ、短命になるとかメンタルヘルスの問題が起こるといったことも言われています。喫煙と同列に語る人すらいます。それであわててイス代わりとしてバランスボールを買い込む人もいれば、思い切って立ち机を導入する人もいます。

さらにメイヨー・クリニックの新たな研究によれば「運動しても、1時間座ることで運動の効果が8%低減」してしまうそうです!

じゃあオフィスとか家とかカフェで、コンピュータ使ったり人の話聞いたり会議したりお茶したりしてる人はどうすればいいんでしょうか?

イスを捨てなくてもOK

でもだからって、家中のイスを粗大ゴミに出したりする必要はありません。Timeによれば、同じメイヨー・クリニックの研究では「1時間の運動で、座っていた6~7時間分の害が相殺される」となっています。

それに立ち机も良いとは限りません。疲れるし、足もむくみます。座りっぱなしだけじゃなく立ちっぱなしも健康には良くないという証拠たくさんあり、立ち机でひざが痛くなったり、静脈瘤ができたりという弊害もあります。コーネル大学でエルゴノミクス研究グループを率いるAlan Hedge教授は、立ち机を支持していません。

「立っていることは疲れるし、体にとってストレスです。だから人間は座ることでリラックスするんです。長時間立ち続けなければいけない立ち机は、不調の原因になります」と彼は言います。Hedge博士は長時間座りすぎることを良しともしていませんが、座りながらも姿勢を変えたり、休憩中に動きまわったりすることを勧めています。

座ることと喫煙を同列に語るのも行き過ぎだし、誤解を招きかねません。それは、ポテトチップスとヘロインを等しく扱うようなものです。どちらも人間を健康にするものではありませんが、悪影響の大きさがはるかに違います。たとえば1日6-7時間も喫煙していればその害は消しようがありません。ヘロインで損ねた健康を穴埋めできないのと同じです。でも6~7時間座っていても、アクティヴな生活をしていれば、その害を相殺できるんです。ポテトチップスでカロリーを摂っても、運動で消費できるのと同じことです。

座りライフを健康にするには

まずみんな、健康になるにはもっと運動しなきゃいけないってことは間違いありません。1日12時間(もっと?)も机の前に座って、あとは寝るだけの生活は健康的ではありません。

でもだからって、座り仕事の人が絶対不健康になるということでもありません。長時間座っているとしたら、休みの日や休憩時間にはストレッチしたりジムに通ったり散歩したりといったことに注力すべきです。

前出のメイヨー・クリニックの論文の主著者であるJacquelyn Kulinski博士は、座り仕事の人のためにいろんなことをおすすめしています。「ランチタイムでもいつでも、短い散歩をして歩数計で歩数を記録してみましょう。エレヴェーターでなく階段を使うのも良いですし、仕事ではウォーキング会議を開いたり、仕事用のイスをバランスボールに変えたり、立ち机を使ったり、可能なら立ち机の下にルームランナーを設置してルームランナー・デスクにしても良いですね。駐車場では建物の入口から離れたところに駐車し、歩数を増やしましょう。」米Gizmodoの取材に対しKulinski博士はこう語りました。

座ることそのものについて罪悪感を感じることはありません。でも、いつも座ってやってることを動きながらやってみるとか、座ってないときはとにかく体を動かす のが大事ってことですね。

source:Mayo Clinic

Kate Knibbs - Gizmodo US[原文

(miho)