革命的バイオニクスの原点。「ニンジャ・ポリマー」日本人開発者を育てたある言葉

2014.07.31 20:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

140715_fukushima_main.jpg


世界を変える科学者の頭の中って?

先日記事で紹介した、画期的な新しい医療技術「ニンジャ・ポリマー(Ninja Polymers)」。世界で毎年10億人という膨大な人たちが苦しむ真菌感染症の治療法を根本的に変えてしまう医療革新として登場した最新の医療技術なんです。その研究開発に携わったのが、日本人科学者の福島和樹博士。バイオとエンジニアリングが融合し、医療だけでなく化学や製造にもインパクトを与えることで、今注目を浴びているバイオテクノロジーの世界で最先端の研究を行う1人です。

世界中で多くの患者を救うため医療材料の道を進む福島博士は、ある指導教官の言葉を聞いたことで、今の実用的研究を選ぶキッカケになったとネタ元の無限大で答えています。

私が大学で研究していたときに指導教官に言われた印象深い言葉があって、それは「学問や基礎研究は超一流の人たちにまかせて、もっと実用的な社会に還元するような研究開発で金を稼げ」という内容だったんです。

もし福島博士が研究室だけの研究にこだわっていたら、「ニンジャ・ポリマー」の開発には携われなかったかもしれません。学問としての研究だけでなく、社会にインパクトを与える研究でどう貢献するか、ということを意識することが、イノヴェーションへとつながったと言えるのではないでしょうか。現在はバイオメディカルでの医療用ポリマーの研究という「より実用的な研究」を進めている福島博士。バイオとテクノロジーがクロスオーヴァーする研究が進むことで、社会的な課題の解決に貢献できることが増えていきそうです。


source: 無限大(mugendai)

(鴻上洋平)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
・関連メディア