アイアンマンスーツは完成間近?

アイアンマンスーツは完成間近? 1

これでアナタもアヴェンジャーズの仲間入り?

アメリカ陸軍が先週末にアイアンマンスーツの第1試作品を公開しました。なんと米Gizmodoでは、運良くこの試作品の一部を着るチャンスを得ましたよ。

記者のエリックさんが着たのはアイアンマンスーツの1番重要な部品、ヘルメット

このプロジェクトはTALOS(Tactical Assault Light Operator Suit、戦術的攻撃軽量オペレータスーツ)とよばれ、スーパーソルジャーを作る事を目標としています。米軍から依頼を受けた複数の企業や組織が、それぞれ小さな部品を作り上げ、それらを組み合わせる、というものになっています。その中でも、ニューヨークのブロンクスヴィルに拠点を置くCreative Engeneering社が担当したこのヘルメットは、いくつもの機能を持ったとんでもない代物らしいのです...。

アイアンマンスーツは完成間近? 2

エリックさんはまず、今戦場で使われているヘルメットをかぶりました。印象は、とても重く、実際コレをつけて何時間も移動して戦うのは大変そうである、とのこと。もしここに、ハイテク機器をそのまま乗せていったりでもしたら、アイアンマンヘルメットはとても人間がかぶれるようなものではなくなってしまうでしょう。しかしこの問題は、Creative Engineering社の発想の転換により、見事に解決しました。

アイアンマンスーツは完成間近? 3

彼らはヘルメットを軽くしたわけではなく、首を保護するような新しいハイテクロボット作ったわけでもありません。Creative Engineering社はVLOS(Vertical Load Offset System、鉛直重量補正システム)というシステムを開発したのです。VLOSは柔軟性のある2本の金属バンドから得られる抵抗力を使って、ヘルメットの重さを、首ではなく、より力の強い肩にかけるようにしたのです。これにより、もうヘルメットをかぶった時に首がグネグネしてしまったり、肩こりになる事もないそう。

エリックさん曰く、VLOSのおかげでヘルメットをかぶるのが大分楽になり、もはやほとんど重量を感じず、帽子をかぶっているのに近いのだとか。従来使われていたヘルメットは過去の遺物になりそうですね。

アイアンマンスーツは完成間近? 4

ところでCreatice Engineering社が開発したのはVLOSだけではありません。よりヘルメットを小型化し、稼働領域を増やすために「The Cobra」と呼ばれるアタッチメントもデザインしたのです。このアーチ状のThe Cobraにより、頷いたりするような前後の動きや振り返る左右の動きがサポートされます。そのため装着者は、ヘルメットの重量を感じる事なく、どの方向にも頭をまわす事が出来るのです。動く時にロボット特有のカチャカチャ音もして、サイボーグになった気がするのも面白いのだとか。

エリックさんが試着したのは単なるヘルメットのみなのでVLOSとThe Cobraはむき出しですが、実際のプロトタイプスーツ(少なくとも3種あるスーツのうちの1種)では、それらは他の部品に埋もれ、目から見えなくなっているらしいですよ。完成品を早く見てみたいですね。

実際のアイアンマンスーツと比べると、見た目はすこし劣ってしまうかもしれませんが、エンジニア達の説明によれば、こういうシンプルなもののほうが、兵士は動きやすいとの事。ますます開発が進んでナイトヴィジョンゴーグルや防弾機能スクリーン付きコンピュータが搭載されでもしたら...本当のアイアンマンより強くなってしまうのかも!?

Eric Limer - Gizmode US [原文

(Tomo)