ツール・ド・フランス、危ない自撮りは程々に...(追記あり)

 ツール・ド・フランス、危ない自撮りは程々に...(追記あり) 1

選手も自分も命あってのこと。

世界一観客が集まる自転車大会、ツール・ド・フランス。2014年で101回目の開催となるのですが、近年とある問題に悩まされています。以前からレースを意図的に邪魔しようとした人々はいたのですが、昨今はそれだけではありません。1番の問題はそう、自撮りをする観客。

自転車は猛スピードで走っており、もしも転倒したら選手はもちろん大けがを負ってしまい、最悪の場合レースからのリタイアを強いられてしまいます。それだけではありません。もしも観客と接触でもしたならば、観客だって怪我を負います。このままでは死者が出ても何ら不思議ではないそうです。

上の写真がいい例です。中央に写っているヴィンチェンツォ・ニバリ選手はじめ選手たちが、彼らを写真に収めようとしているものすごい数の観客の中をくぐり抜けていきます。これだけでも選手と観客の間がものすごく近いのに、ここでさらに自撮りでもしようとしたならば、危険性はさらに増すでしょう。自撮り中は後ろが見えにくいのですから、猛スピードで走ってくる自転車を避けることなど到底不可能です。もし事故でも起こりでもしたら、レースに与える影響はもちろんのこと、観客だって大変なことになります。

英ガーディアン紙によると、今年はツールがイギリスで幕を開け、ウィリアム王子やキャサリン妃が開場を訪れたこともあり、観客はいつもにも増して多くなったことで増え始めたイギリスレースでの自撮り軍団が原因の模様。

ツイッター上でBMCレーシングのエース、ティジェイ・ヴァン・ガーデレン選手はこういっています。

ただの自撮りのためだけに、200台の自転車に背を向けて道路の真ん中に立つなんてばかばかしいよ

全く持ってその通り。ツール・ド・フランスはホントに楽しいです。でもそれは命あってのこと。きちんとしたマナーを身につけ、ツールの伝統、選手の命、そして自分自身を守りましょう!

追記(2014.7.22 9:00):初出では、「黄色いジャージ(総合タイム暫定1位の証、マイヨ・ジョーヌ)を着て走るのは、今大会絶好調のアスタナのヴィンチェンツォ・ニバリ選手」と記していましたが、黄色いジャージを着て走るのはオーストラリアのサイモン・ゲランス選手の間違いでした。また「黄色いジャージ(総合タイム暫定1位の証、マイヨ・ジョーヌ)」は、マイヨ・ジョーヌではなく、ゲランス選手が所属するチームOrica-GreenEDGEのユニフォームの間違いでした。内容を修正させていただきました。大変申し訳ありませんでした。そしてご指摘ありがとうございました。

source: The Guardian via Digg

Mario Aguilar - Gizmodo US[原文

(Tomo)