地球の真ん中は実は...水?

地球の真ん中は実は...水? 1

やはり地球は水の惑星だった!

地球上にはどれ位の水が存在するのでしょう? 6月12日発行のサイエンス誌に発表された論文によると、研究者たちは疑問に対する答えをついに発見したそうです!

最新の研究でわかったのは、地球のコアにある岩にはたくさんの水分が含まれているということなんです。その量は地上に存在する海水を含めた水の3倍にもなるのだとか。論文の共著者であり、ノースウェスタン大学の研究者スティーブ・ジェイコブセン氏は「我々はついに地球全体での水のサイクルを発見したようです。これにより地球上に存在する水に関してより多くの事がわかるでしょう。科学者はみな、この水をずっと探していたんですよ」と、科学系サイトPhysOrg.に語ってくれました。

ジェイコブセン氏と、彼の共著者であるニューメキシコ大学の地震学者ブランドン・シュマント氏は、どのようにして約644km(400マイル)もの地下の様子を調べたのでしょうか? なんと彼らが選択したのは波の反響速度を計る方法でした。

全米には全部で約2,000もの地震計が設置されてあります。2人は地震によって発生した波のスピードを、地殻中のさまざまな深度で観測しました。そしてその結果、地殻の下で外核の上に位置しているマントルの奥深くでは、岩石の中に大量の水が含まれていることがわかりました。厳密に言うと含まれているというより、とてつもない圧力のせいでリングウッダイトという鉱石に閉じ込められていています。この鉱石は高圧力下では分子レベルの大きさで水を吸いあげるスポンジの用な働きをして、その結果成分の1%が水で構成されています。そしてこの水がマグマ生成時に重要な役割を果たすというのです。

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ところでこれらの物質は抽出する事は可能なのでしょうか?ー残念ながら答えはほぼ無理との事。PhysOrgによると、実際の海のようなものではないらしいので、発見できた事自体が素晴らしい業績であるらしいのです。

水はマントルの中にある鉱物の分子内に存在しています。約402km(250マイル)に及ぶ岩石は、摂氏1,093度もの高温と共に巨大な圧力を生み出し、水分子を壊して水酸ラジカルというものを作ります。これが最終的には鉱物の結晶構造と結合するのです。

3月に見つかった地殻の下に水が存在するというニュースに続いて、科学界ではすごい発見らしいです。とにもかくにも、これで私たちの足下の世界の事が大分わかってきたようですね。

Kelsey Campbell-Dollaghan - Gizmodo US[原文

(Tomo)