24時間で育つトマトへの道

24時間で育つトマトへの道 1

科学ってすごいなぁ。

現代科学の力により、トマトの味はずいぶん向上しました。しかし、科学者の探求はそこでは終わりません。今度は24時間で作れるトマトを目指しています。トマトを育てるには、最低8時間の暗期が必要で、それがないと黄色い斑点が所々にできてしまい、そのまま放っておくとやがては枯れてしまいます。農家の方たちにとっては、これではもちろん時間の無駄なんです。

そこでオランダの科学者グループは、ずっと陽に当たっていてもきちんと育つトマトを開発しようと尽力してきました。そしてついに、Natureに発表した論文上で、トマトの時間によって左右されるこの性質を変えられる遺伝子を見つけたことを報告しました。

この遺伝子は”タイプIII集光性クロロフィルa/b結合タンパク質”(CAB-13、type III Light Harvesting Chlorophyll a/b Binding protein 13)と呼ばれ、特定の植物において、光への反応をコントロールしています。これを現代のトマトに配合すると、24時間の光の下でも20%育つ事が認められ、きちんと8時間の暗期を与えた場合の30%と比べても、十分な成果と言えるでしょう。

とはいっても、実際に24時間で完成するトマトを作るのにはまだまだ時間がかかりそうです。CAB-13だけではなく、他の遺伝子の関与も考えなくてはなりませんし、タンパク質や糖、それに電化質がお互いにどのように影響し合っているのかなども研究される必要がありそうです。

Image by Skånska Matupplevelserunder Creative Commons license

source: Nature via Modern Farmer

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(Tomo)