染め粉いらず、集束イオンビームで髪が染まる?

染め粉いらず、集束イオンビームで髪が染まる? 1

イオンビィィイーム!

何事も研究すれば見えてくることがあるもので、髪を染める新たな方法が発券されました。なんでも、染め粉の代わりに集束イオンビームを使うとか…。

集束イオンビームを使った、ヘアカラーリングとはどうするのでしょう。ビームを使って髪の毛1本にエッチングされた螺旋と双曲線を電子顕微鏡で見てみると、エッチングでできた線、組織が光を回折させているのがわかります。これが、一定の波長は消し、それ以外を拡大し、新たな色を作り出しているのです。つまり、集束ビームを使ってエッチングすることで、光の波長をコントロールする構造を髪の毛上に作り出し、髪色を変えるということなのです。うーん、複雑ですね。

染め粉いらず、集束イオンビームで髪が染まる? 2

髪の毛にエッチングされたナノパターン(画像:University of New Mexico)

研究は、ロスアラモス国立研究所とニューメキシコ大学が共同で行い、黒、茶色、ブロンドの髪の毛でテストしました。その仕組みの詳細は、Journal of Cosmetics, Dermatological Sciences and Applicationsにて公開されています。髪の色で言えば、茶色い髪において、この方法は最も効果的でした。

ちなみに、トップ画像はニューメキシコ大学がプレスリリースで配布した画像ですが、これは本物の実験画像ではありません。あくまでイメージ画蔵であり、本研究で集束イオンビームへアイロンが開発されたわけではありませんのであしからず。実験では、何百万ドルもするマシンを使い、研究室で髪の毛1本づつ施術されました。つまり、実用化はまだまだ先の話とうことでしょう。

しかし、この実験を通してわかる興味深い点は、色というものの仕組みそのものです。自然に存在している色の構造には、まだまだ私たちが研究し知っていく幅が多く残ってます。自然界にある色、そしてその構造によって私たちの目に見えている色。その仕組み自体を研究し探ることは、色を作る新たな方法の鍵となるわけです。この集束イオンビームヘアカラーは、自然の構造から学ぶわけで、薬品を使って髪色を変えるよりももっとナチュラルなものだそうですよ。

Images via University of Mexico

source: University of New Mexico(via

Sarah Zhang - Gizmodo US[原文

(そうこ)