平壌の日常を最新のタイムラプス技術で捉える

私たちが知る「北朝鮮」のヴィジュアルは、ほとんどが現地政府によってコントロールされたものでしょう。でも、平壌の街をかつてないほどにかっこよく映しだした映像「Enter Pyongyang」では、報道されない北朝鮮を垣間見ることができます。これは、北京に拠点をおく「高麗ツアー」によって撮影されたもの。

「21年もの間、北朝鮮のツアーをオーガナイズしてきた彼らのネットワークをもってしてでも撮影するのは簡単ではなかった」と、映像のクリエイティヴディレクターのJT Singh氏と、フィルムメーカーのRob Whitworth氏は言います。

高麗ツアーのVicky Mohieddeen氏によれば、「私が経験した中でも最も例外的な旅行のうちの1つでした」とのこと。

「普段は入れない平壌の人民大学習堂の許可を得られたことで、夕暮れの金日成広場からのショットが撮影できました。また、平壌のストリートをハイパーラプス撮影する許可を得るために交通指揮官と交渉をするなど、以前なら不可能だったことをたくさん成し遂げました。そして最終的にはRobとJTの素晴らしい"タイムラプススキル"で仕上げられたのです」

それでも、北朝鮮政府がどのくらい干渉したかが気になるところで、撮影されているほとんどの場所はとてもよく整備されていて想像以上に綺麗です。やはり政府によるプロバガンダの意図があるのでしょうか。とはいえ、「発展中の場所や兵士の様子は撮影禁止」などのルールはあったものの、たいていの場所は撮影が許されたそうです。

訳者コメント:10年ほど前、訳者は北朝鮮に旅行したことがあって、この映像の半分以上の風景は「ああ、ここ行ったことあるなあ」と思った場所ばかりでした。映像を見ると、10年前とあまり雰囲気は変わっていない様子で。金日成広場には、金日成の巨大銅像の隣に金正日の巨大銅像が現れたくらい(故・独裁者親子が巨大銅像になる姿はシュールですね)。私が見た「北朝鮮」を思い出すと、やはり政府によって撮影できる場所は相当コントロールされていたと思われます。でもこの映像はとっても素晴らしいと思います!

source: Enter Pyongyang

Alissa Walker - Gizmodo US[原文

(mayumine)