高さ約300mのタワーがアマゾンに建設、その目的は?

高さ約300mのタワーがアマゾンに建設、その目的は? 1

アマゾンはアマゾンでも、ネットショッピングの巨人じゃなくて、熱帯雨林のアマゾンのほうね。

アマゾンの熱帯雨林のなかに、そこにあるどの木よりも高いタワーが建設中とのこと。高さ1,000フィート(約304m)で、エッフェル塔よりもちょっとだけ高いのです。その名も、アマゾン・トール・観測タワー。これは、ブラジルとドイツの共同プロジェクトで、森林の中で二酸化炭素の量がどのように変化するのかをトラッキングする、地球温暖化に関する取り組みなのです。

近年、地球をとりかこむ二酸化炭素の量は大きな増加傾向にあります。一方で、植物が成長するには二酸化炭素の存在は欠かせません。そこで、緑豊かなアマゾン熱帯雨林にて、一体どれほど森が二酸化炭素を吸収し、排出するのか調べようというわけ。そこでこのタワーの出番です。では、なぜエッフェル塔よりも高いタワーでなくてはいけないのか? それは低いタワーだと周辺の木々だけがサンプルになってしまうから。高くすることで、遠くにある木の状況もわかり、ひいてはアマゾン東部全体の様子を見れるのです。

予定よりも遅れていましたが、ついに建設スタート。またブラジルとドイツが提携したMax Plank Instituteは、すでにシベリアに高さ300m級の観測タワーを建設しており、これとアマゾンタワーの2つで今後の研究を進めていくそうです。

image: アマゾンタワーのモデルとなったシベリアにあるZoyino Tall Tower, Michael Hielscher/Max Plank Institute for Biogeochemistry

source: BBC, Nature, Max Plank Institute

Sarah Zhang - Gizmodo US[原文

(そうこ)