磁石でマラリアを検出! しかも必要な血液は一滴ぐらい

磁石でマラリアを検出! しかも必要な血液は一滴ぐらい 1

デング熱も怖いですが、蚊で媒介する病気といえばマラリアも恐ろしい…。

マラリアの症状には熱、頭痛、吐き気、筋肉の痛みなどいろいろで、別の病気の症状と区別するのが難しい病気の一つだそうです。そんなマラリアを見分けることができるブレイクスルーが!

それは、磁気共鳴画像(MRI)のテクノロジーと類似した磁気共鳴緩和測定(MRR)を使用していて、感染した患者さんの血中内にある寄生生物の老廃物を検出するという最も信頼できる診断だそうです。

このブレイクスルーを発見した、シンガポールとMITが共同で建設した大型研究センターThe Singapore-MIT Alliance for Research and Technology(SMART)の調査チームはEurekaAlertにヘモゾインと呼ばれる寄生性の老廃物の結晶を検出できたと報告しました。

これは、マラリアが赤血球に感染すると栄養豊富なヘモグロビンを吸収し代謝して、鉄分を微量に含んだヘモイゾンの結晶を生成します。その鉄分に反応して、マラリアを見つけることができるという仕組みです。

物理学、化学、生物を少しづつ組み合わせてできた、この賢い技術は、今のところプロトタイプですが、研究者たちは検査器をiPadぐらいの大きさにしようと努力中だそうです。

また、この検査方法のよい所は検査に必要な血液サンプルが10マイクロリットルでOKというところ。これは、指に針をプチっとさすとプクっと出てくる小さな一滴ぐらいの量だそうです。また、検査結果も数分程度で出るし、現状の検査よりも安価で出来るというのですから、優れものですよね。

source: EurekaAlert

Pranav Dixit - Gizmodo US [原文]

(junjun)