ロシアのシューホフ・タワー、取り壊し計画を著名建築家と国民投票が阻止

ロシアのシューホフ・タワー、取り壊し計画を著名建築家と国民投票が阻止 1

よかった。ほんとによかった。

こちらの建造物は92年前に建てられたシューホフ・タワーで、2002年まではラジオ・TV電波塔として活躍していました。 その破損状態から、一時は取り壊しの決定がなされていましたが、この度スマホを通じての国民投票の結果、保存・修復される事が決まりました。

取り壊し計画のアナウンスがされたのは今年の初頭の事。しかしそれに反対したノーマン・フォスター、レム・コールハースなど著名な建築家たちがウラジーミル・プーチン大統領にロビー活動を行ない、その結果モスクワ市議会はこれを投票にかける事を決定しました。その結果スマートフォン投票で91%の反対票が集まり、取り壊しの計画は中止となったのです。これによって160mのタワーは保存が決まり、$1,300万ドル(約13億5千万円)をかけた修復作業計画が実施される事になりました。

New Scientistはシューホフ・タワーのすばらしさを次のように語っています。

エンジニアのウラジーミル・グレゴリーヴィッチ・シューホフは、テレスコピック・メソッドを用いてこのタワーを作り上げました。つまり、ある部分を建てる時に、そのすぐ下のセクション内部で作り、ウィンチと滑車を用いて、それを持ち上げていくといった手法でした。また、それぞれのセクションの断面は双曲面構造をしています。

すばらしいデザインや技術力によって建てられたこのタワーが残されるのはとてもうれしいニュースです。 それに、今の状態のまま取り壊すとなると、周囲への影響も心配ですからね。

Image by Pavel Golovkin/AP/Press Association Images

source: New Scientist

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(Tomo)