香港デモで催涙弾→写真拡散→中国でインスタグラムがアクセス不能に

こないだ深センも香港と変わんないねって書いたばかりだけど、香港はやっぱり違う、全然違う!

香港の民主化デモで警官隊が催涙ガスをじゃんじゃん投げ込み、その写真で溢れかえるSNSを中国政府が次々閉鎖しています。中国政府の検閲濫用を監視する「Blocked In China」によると、この動きは中国全土に広まっている模様です。

中国本土ではもともとツイッターもフェイスブックもブロックされています。グーグルもここ数年はブロックされたりされなかったりを繰り返しており、今年6月にも天安門事件25周年前の警戒でGmailや検索が異様に遅くなったばかり。

でも今回はフェイスブック傘下のインスタグラム(ずっと中国政府の検閲の手を逃れてきた数少ないSNS)にまでも検閲の手が及んだようです。

ロイターによると、海外からはまだ見れるので完全ブロックではありませんが、中国国内からはサイトに一切アクセスないのだとか。

インスタグラムには#OccupyHK とか #OccupyCentral のハッシュタグがついたデモ関連の写真が何千枚もアップロードされていますからね…。この#OccupyCentralタグがついた投稿は中国版ツイッターのWeiboでも検閲されているので、やっぱりアクセス集中でダウンとは違う感じ。

もちろん拡散手段はソーシャルメディアだけじゃありません。ネットには既に現地生中継のライブストリーミングが何ダース分も立ち上がっており、中にはドローン飛ばして空から生中継しているものも。(追記:携帯の接続が切られても繋がっていられる「FireChat」も急拡大…さすが香港)

Voxはデモの背景をこんな風に解説していますよ。

問題は1997年、イギリスが最後の英領のひとつ・香港を中国政府に返還した時に端を発した。香港は150年以上、英国の支配下にあり、豊かな経済拠点に変貌を遂げた。完ぺきな民主主義とは言わないまでも中国の他地域に比べ遥かに大きな自由を謳歌してきた。そのため返還の条件として北京の中国政府は、返還後も香港に特別な権利と自治存続を認めることを約束した。これが「一国二制度」と呼ばれるディールだ。

本来なら2017年、香港は民主的選挙でリーダー(行政長官)を選ぶ約束になっていたんですが、それを北京は悪代官かダースベイダーのようにひっくり返してしまいました。香港の人に1人1票は認めるよ、でも立候補者はこっちが予め承認した候補者リストから選んでね、と8月になって言ってきたんです。無論、リストに民主派の立候補者は入っていません。「話が違うじゃないかー!」とみんな新学期そっちのけで荒れてるわけですね。

アメリカのファーガソンに比べたら平和的ですが、今回のデモの規模は返還後最悪とも言われています。サイトの障害に関し、インスタグラムからの正式発表はまだ。

image by Anthony Kwan/Getty Images

source: Reuters

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Darren Orf - Gizmodo US[原文

(satomi)