タイ政府「偽物のタイ料理を排除するために、電子舌使うよ」

タイ政府「偽物のタイ料理を排除するために、電子舌使うよ」 1

ちょっと厳しすぎやしませんかね。

タイ料理っておいしいですよね。トムヤムクンにタイスキなど、香辛料、香味野菜やハーブを多用し、辛味、酸味、甘味などを多彩に組み合わせた味はもうたまりません。日本だけではなく、もちろん世界中で愛されています。

そんなタイ料理ですが、まがい物が多いのもまた事実。そのような偽物に対抗するために、タイ政府は3,000万バーツ(約1億170万円)を投じて、「電子舌」機能付きロボットを開発しました。

電子舌自体は新しくも何ともなく、科学者たちによって飲食物を分析するのにずっと使われてきました。タイ政府によって新しく設立された「タイ・デリシャス委員会(Thai Delicious Committee)」によると、 彼らの新作ロボットは、センサーテクノロジーによって、食べ物の味や香りを計り、まるで評論家のように判断することができるのだそう。さらに委員会は世界中のタイ大使館に、このロボットを18,000ドル(197万円)で売り、その土地にあるタイ料理屋を審査してもらうという計画まであるのだとか。

タイ政府「偽物のタイ料理を排除するために、電子舌使うよ」 2

機械自体の作りはとてもシンプルになっています。10個のセンサーを用いて、さまざまな電圧における、食品サンプルの伝導性を計るようになっています。このデータによって、食品内に含まれる成分を化学的に分析し、それを政府が認可したレシピで作ったタイ料理と照らし合わせることで、100点満点のスコアで採点されます。ニューヨーク・タイムズが在米タイ特派員協会から持ってきたグリーンカレーをこのロボットで測定したところ、スコアは78点でした。タイ政府の最低要求スコアが80点なので、このカレーは公式的にはアウトということになりますが、少し厳しすぎる気もしますね。

タイ政府「偽物のタイ料理を排除するために、電子舌使うよ」 3

ちょっとやりすぎな感じもしますが、もっとすごい計画もあります。「タイ・デリシャス委員会」は、認可スタンプの必要性も論じています。この認可スタンプは、公式に承認されたレシピを使ったレストランのメニューにのみ押されるそうで、その公式メニューも委員会が作るアプリに載っているものでないといけません。

これがすべてのタイ料理店のクオリティをあげるかどうかはわかりません。でもこれだけお金を投じたのですから、何らかの効果が欲しいですね。

Images via Getty / NYT screenshots

Source: NYT

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文

(Tomo)