土星の衛星の1つに地下海が存在する可能性? NASAによる指摘

土星の衛星の1つに地下海が存在する可能性? NASAによる指摘 1

何とも興味深い話です。

NASAの研究者達が土星の衛星の1つである「ミマス」についての調査を行った結果、ある興味深い説が浮かび上がってきました。その説とは、衛星の地表下に「海」が存在するかもしれない、というもの。

ESAの共同プロジェクトである土星探査機「カッシーニ」による惑星の周回の結果、「ミマス」からは想定されていた程度を上回る「振動」が検出されたとのこと。この検出された「振動」を計算モデルと照合した結果、2つの説が浮上しました。1つは衛星の地中にサッカーボール状の凍った核が存在する、というもの。もう1つの可能性として、地表下に海が広がっているというものです。

もし「海」説が正しいとなると、この不思議な「振動」を説明する為には衛星の地中約30km下に広大な海が広がっていることになります。けれども(残念ながら)、今のところ研究者たちは地表の状態などから「凍った核」が地中に存在する説が正しいと考えているようです。

ところで、「ミマス」に海が存在したとしても、これが太陽系の中で初めての「湿り気」がある衛星というわけではないようです。エンケラドゥスという衛星は南極から水流が噴出していることが確認されていますし、タイタンには湖や川を含む「水脈」があることがわかっています。もっとも、この「水脈」の正体は液状のメタンとエタンで、水ではありませんが。

どちらの説が正しいかは、NASAによるモデリングと精査が進むことに期待する他なさそうです。

Image by NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

source: NASA

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(daiya)