4,500台のセンサーが、チューリッヒ市内全ての車をモニタします

日本でも導入される日がくるかも?

ロンドンで採用されて有名になった渋滞税。これは混雑しやすい市内に向かう車が料金を払う制度で、渋滞緩和や排気ガスの抑制に一役買っています。しかし、チューリッヒの計画はその上を行くかも知れません。その計画とは、センサーのネットワークを使ってダウンタウンに入った車の総数をモニタリングし、渋滞が緩和するまでそれ以上の車の進入を防ぐものです。

Streetfilmsの映像によると、このシステムは信号機などに使われる磁気誘導ループセンサーを使うことで道路上の車の数をモニタします。

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現在、約4,500個あるこのセンサーは、都市の中心部を巡る車の総数を監視し、信号システムと連動して信号機の点灯時間を調節することができます。それでも渋滞が緩和しない場合、最終手段としてシステムは車を都市部にそれ以上入れないようにすることも可能です。

チューリッヒは世界最高とも言われる公共交通機関を持っていますし、市内で車を所有している家庭は約50%程度。そのため市内を行き来する手段は多くあるものの、このシステムが歩行者や公共交通機関にとって都合が良すぎるという苦情もあります。しかも、市内から車を遠ざけることで逆に市外に渋滞が出来てしまう欠点もあります。

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ワシントンD.C.などの主要都市も渋滞税の導入を考えており、当然渋滞域に向かう車の数を監視する技術も使用していくのでしょう。ですが、それはあくまで市内が混雑している時に料金を増やしたりするためのもので、車の進入自体を防ぐのはかなり極端な方法です。スイスでは多くの支持を得ているようですが、この制度がアメリカでうまくいくとは思えません。それに、ニューヨークを除くほとんどの都市で、このようなシステムを支えるだけの公共交通インフラが整っているのかどうかも議論の対象となるでしょう。

詳しいシステムの内容はこちらの文書で読めますよ。またStreetfilmsのビデオ(上動画)でも解説されています。なお、センサーの説明は5分ぐらいから始まります。

image by: Streetfilmsのビデオより

source: Streetfilms

Alissa Walker - Gizmodo US[原文

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