あれほどやめろと…意のままに変形する液体金属実現

水溶液の中でバシャッとうごめくリキッドメタル。

まるで意識をもった生き物のようですが、これ、動かしているのはノースカロライナ州立大学の研究班です。かつてないほど制御力を高めた液体金属の操作技術を開発し、T-1000を彷彿とさせる動きを再現しました。なんという怖いもの知らず。きっと「ターミネーター2」最後まで観なかったんだね…。

使ったのはガリウムとインジウムの合金のリキッドメタル。これにものすごく微弱な電圧をかけてみたところ、張力を自在に制御・操作できることがわかったんです。普通ならリキッドメタルは張力が強くて丸い玉になってしまうんですが、電圧を加えることで張力が弱まり、重力の力に負けてパンケーキのタネみたいにデレッと平らに広がってしまうんでありますよ。

この効果はリバースもできます。電荷をマイナスからプラスに変えると、また張力復活シャキッ!…と玉に戻るんです。おもしろ~。

ご覧のように、今はまだタイムトラベルできる百変化の暗殺ロボ実現の段階まではいっていません。でも、研究班では電化製品と回路の製造工程に革命をもたらす研究であり、このまま進めていけばスマホの電波が弱いエリアでは電波拾いやすいようにアンテナ自体が姿形を変えたり、必要に応じて金属が勝手に形を変える未来がくるかもよ、と話しています。

とりあえずジョン・コナーの出番はそれまでお預けですね。

source: North Carolina State University via Gizmag

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

(satomi)