Apple Watch、音もデザインされてるらしい

絶妙に、カチっと。

さほど意識していない人も多いですが、アップルのデザインの歴史にはも含まれています。たとえばテキストメッセージが着信するときのピン~という音や、何よりあのMacを立ち上げるときのジャーンという音など。その伝統は新世代のアップル製品、たとえばApple Watchにも脈々と受け継がれていているみたいです。

US版Vogue編集長アナ・ウィンターとのショット。

アップルのデザイン担当シニアバイスプレジデント、ジョニー・アイヴ氏がVogueのインタビューの中で、アップル本社ビルにある真っ白なデザインスタジオをチラ見せしてくれています。

加えて、アイヴ氏はアップル製品のこと以外にも、あれこれ興味深い発言をしています。たとえば「デザイン学校は若いデザイナーを優れたデザイン思索者に育てるためのもっとも基本的なツール、たとえばドローイングやモノ作りの機会を十分与えていない」と言っています。もしくは、アイヴ氏がタバコ好きな友だちに、iPhoneの素材で作った灰皿(!)をプレゼントしたことなども語っています。

そしてもちろんApple Watchについて、アイヴ氏はそのメインデザイナーの立場から語っています。彼はApple Watchを作るのに3年を費やしていて、それが発言にもにじみ出ています。そしてApple Watchが可能にするユーザー同士のコミュニケーション、たとえば誰かの鼓動を「見られる」機能などについて生き生きと話しています。「これは本当に大きなことだと思います。とても繊細なコミュニケーションの方法ができつつあるんです」

Apple Watchにおいて重視されるのは、微妙さや繊細さであるようです。そんなこだわりは、物理オブジェクトのもっとも小さなディテール、たとえばストラップにも及んでいます。アイヴ氏はApple Watchのストラップを付け外しするときの音について、まるで詩を吟じるように説明しています。

「このボタンを押すと、スライドして外れるんです。そして、それはゴージャスです」。彼はそういって、あえて間を置き、「でもこれが閉じる音を聞いてください」と言います。

「ファンタスティックな、カチっという音がするでしょう?」ほとんどささやくような声。彼が「ファンタスティック」という口調は非常にソフトでゆっくりとした「ファン・タス・ティック!」、まるで言い終えるのを惜しむかのようです。これはきっとアイヴ氏最大の功績のひとつになるでしょう。メールをより簡単に読めるということより、私たちが立ち止まって、小さな、静かなつながりに気づけるということが。

Apple Watchの実物を手にできるまではまだ時間がありますが、そのカチっというファンタスティックな音、早く聞いてみたいですね!

source:Vogue

Kelsey Campbell-Dollaghan - Gizmodo US[原文

(miho)