AT&TがiPadのApple SIMをロックダウン。ただし端末は乗り換え可

AT&TがiPadのApple SIMをロックダウン。ただし端末は乗り換え可 1

iPad Air 2とiPad Mini 3はアップル製ユニバーサルSIMカードがついてくるので、どこでも好きなキャリアを選べるはず。でも、「そうそう簡単には浮気させないわよ!」と米AT&Tがガチッと客のSIMカードをロックダウンしてしまいました。

どの報道機関よりもはやく競合T-モバイルのジョン・レジャーCEO(T-モバイルのピンクのシャツ着てAT&Tのパーティーに行ってつまみ出された人)が嬉々としてツイートしたように、Apple SIMはAT&Tで有効にすると、もう他のキャリアでは使えなくなるんです。

有効化したアーリーアダプターの画面にも「アクティベーションが完了すると、このApple SIMが使えるのはAT&Tだけになります」という警告メッセージが出てきています。全然ユニバーサルじゃない!

「Apple SIMのiPad使うと…ベライゾンの名前はない。AT&Tは客をロックしようとするし、スプリントはエラーページ!Tモバイルの勝利」と悦に入るジョン・レジャーT-モバイルCEO

この指摘を受けて、アップルもサポートページの表記を一部修正しましたよ。

SIMカードを買えば乗り換えはできる

でもまあ、画面でキャリアの切り替えができなくなるだけで、端末は大丈夫、ロックフリーのままです。ちょっとこのへん誤解があるようですが。

AT&Tに取材してみたら、ロックするのはApple SIMカードだけで、iPadの端末の方じゃありません。なのでAT&TがロックしたSIMカードを抜いて、Tモバイル発行のSIMカードを差し込めば、それで乗り換えはできるという説明でした。アップルから新しいSIMカードを買ってもいいそうです。

アメリカではキャリアのSIMカードは10ドルで売ってます。アップル製SIMカードもそれほどお値段は張らないんではないでしょうか。どうせならフリーにして欲しいけど。

キャリアから買うiPadは?

ひとつ気をつけなきゃならないのは、ここで話題になってるのはアップルや小売店から買った「Apple SIMが入ってくるiPad」を有効にした場合の話だということですね。キャリアから買うiPadは、また全然事情は違います。スプリントやT-モバイルでiPad購入したら別のキャリアを選べるのかっていうと、そういうことでもないんです。

スプリントで買ったiPadはApple SIMカードすら入ってきません。スプリントのSIMが入ってきます。

AT&TとT-モバイルで買ったiPadにはApple SIMが入ってくることはくるんですけど、これは最初からロックされてます(アップル公式ページより)。

残るは米キャリア最大手のベライゾンですが、ベライゾンのはApple SIMとの互換性すらありません。ピリオド、はいおわり。

アメリカでもこういうのはあるんですね。まあ、カードにロックかかってもiPad本体はSIMロックフリーなのでカードさえ買えば乗り換えは自由です。ちょっとみんなが思っていたのとは違いますが。これが今出せる精一杯なんでしょう。

source: MacRumors

Sean Hollister - Gizmodo US[原文

(satomi)