有機ELで作る壁紙は未来の照明

有機ELで作る壁紙は未来の照明 1

未来は壁が照らす!

まるでスタートレックのような世界がやってくるかもしれません。壁が光り、色を変え、さらには音声認識で操作できる日が来そうな気配があるからです。実現が視野にあるのは、最新有機ELシートの存在があるから。

最新の有機ELテクノロジは薄片化が可能で、壁や天井に貼付けるということができるわけです。つまり、これを貼付ければ壁や天井そのものが照明器具となるというわけ。有機ELはLEDよりも熱を放出しないため、シートを大きくするのも現実的な話だといいます。また、従来の蛍光灯よりも電力消費量が半分という利点もあります。

が、利点ばかりじゃないのが技術革新の宿命。マサチューセッツ工科大学が指摘するのは、その導入コスト。従来のものよりも10倍から100倍もかかってしまうのです。有機EL壁紙照明は、まだまだものすごく高い技術なのですね。

壁紙照明に限らずとも、そもそも有機EL技術はまだコストがかかるもの。現在、そのコスト削減に向けて大手企業が邁進中です。例えば、 コニカミノルタPhilipsは、これから数年で有機ELシートの生産を拡大しようと計画しています。Philipsの有機EL照明は現在9,000ドル(約90万円)ほどですが、3年後の2016年までには600ドル(約6万円)まで価格を下げたいと奮闘しているといいます。壁紙に使うのは何も高画質ディスプレイレベルの有機ELでなくてもいいわけで、そうなると事の運び次第では製品化への道が開ける可能性もあるわけです。

あの時見た映画やマンガに、現実の技術がどんどん追いついてきていますね。こんなワクワクすることはありませんよ。マンガ読んでおいてよかったー、テレビ見ててよかったー。

image: via Tech Review

source: Tech Review

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文

(そうこ)