iPad Air 2レビューまとめ:良いけど、買い換えるほどじゃ…

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薄い! 速い! Touch ID! なんだけど。

iPad Air 2、日本でも一部で販売開始されましたね。米国ではもう多くのメディアでレビューされていて、今までで最高のiPadと評価されています。ただ、これまでのiPadを持っている人がわざわざアップグレードする必要があるかというと、そこまでじゃないようです。何しろiPadは永遠に、ですから。

どんなものなのか、他メディアのレビューをまとめてみます(強調は訳者)。

ニューヨーク・タイムズ

まずはっきりさせたいのは、アップルの新iPadは市場に今ある中で最良のタブレットであることだ。iPad Air 2は彼らのiPad製品ラインで最高のデバイスで、他のどんな競合よりもパワフルだった先代よりますます高速だ。素晴らしいミニマリストなデザインをまとい、非常に薄かった昨年のiPad Airよりさらに約1.5mm薄くなった。

Yahoo! Tech

iPad Air 2はきわめて薄い。それは顕著な特徴だ。4分の1インチ以下(6.1mm)しかない。もしヒップポケットにこれを入れて座ったら絶対に折ってしまうだろうが、幸いこれほど大きなポケットはなさそうだ。(略)

アップルいわく、iPad Air 2でWi-Fiがずっと速くなったそうだ。それはたしかに感じられる。アップルはiPad Air 2と去年のモデルを並べてWebページをロードする広告を作ってもいいくらいだが、それだと後者がのろまに見えてしまうだろう。たとえばNYTimes.comはiPad Air 2では1秒で読み込めるが、前機種では5秒遅れて表示されている(同じWi-Fiネットワーク上で)。

Fast Company

iPad Air 2に関して奇妙なのは、アップルがその最大の特長を公表(はおろか、認知すら)していないことだ。iPad Air 2は今、前モデルまでのせせこましい1GBのRAMから増量し、2GBのRAMを搭載している。(略)

カジュアルなテストとして、私はFastCompany.comを複数のSafariタブで開いていき、タブを切り替えるとブラウザがメモリ不足でリロードし始めるまで続けてみた。iPad Airでは、たった5タブでSafariが息切れしてしまった。iPad Air 2では、反応が遅くなるまでに12タブ開くことができた。

Recode

問題は、iPad AirとiPad Air 2の違いに気付かなかったことだ。新しいモデルは、どのアプリを使っていても、より速くもよりスムースでもなかった。これはおそらく、私が他の多くの人と同じように、性能を必要とする動画編集アプリやハイエンドなゲームプレイをiPadでしていないからだろう。iPad Air 2のネットワーク速度はiPad Airとほとんど同じだった。

iPad Air 2を持った感触は、iPad Airより長く持てて、より快適だと断言できるものでもない。437gの重量はiPad Airと比べて違いがわかるほど軽くはなく、6.1mmの厚さもiPad Airの7.5mmと比べてやっと気づく程度の差だ。

だから一般的なiPad Airユーザには、iPad Air 2へのアップグレードを勧められない。だがiPadユーザの大半を占めるもっと古いモデルを使っている人なら、話は別だ。

ウォールストリート・ジャーナル

反射防止スクリーンは、巨大ではあるが、800万画素になったカメラで自然の写真を撮る際優れたヴューファインダーになる。多くの場合、iPhone 6と同じように従来よりずっとくっきりした写真が撮れる。だが私は、アップルのプロモーション写真にあるように、どこかの山の上にiPadを持っていく気にはならない。スマートフォンのカメラが一番手っ取り早い。(略)

通勤時間が長い人や旅行に持っていく人にとって良いニュースは、iPad Air 2はiPad Airより18%薄くなっているが、バッテリーライフは引き続き10時間あることだ。私は米国横断のフライトと、さらに午前中ノンストップでのメールチェックや記事執筆を経て、やっと充電器を取り出したくらいだ。

Engadget

iPad Air 2には消音ボタンがなくなり、最初私はたいしたことではないと思っていたのだが、実際それを使おうとしてイライラすることが多かった。新たなやり方は、ボリュームダウンボタンを長押しするか、コントロールセンターでミュートキーを押すかだ。今まで画面方向ロックのためにこのボタンを使っていた人も、それをコントロールセンターからする必要がある。

TechCrunch

Touch IDは、Postmatesのようにそれをサポートしているアプリで使うと、便利で簡単だ。だが一般的な使い方では、親指で押すだけでデバイスをアンロックできるというプラスアルファの便利さだけだろう。これまで私はiPadではパスコードを使っておらず、罪悪感があった。面倒だし、いつも持ち歩くスマートフォンと違ってタブレットだから何となくいいかと思っていたのだ。Touch IDがあれば私のデータはある程度守られ、タブレットでもスマートフォンでも見るコンテンツは同じなので、それは有意義なことだ。

CNET

iPad Air 2は間違いなく既存のiPadよりベターだが、その利点は去年劇的にリデザインされたiPad Airほどではないかもしれない。スクリーンクオリティもサイズもバッテリーライフも、実際同じように感じられる程度だ。プロセッサパワーやカメラのクオリティ、そしてTouch IDはウェルカムだが、一般的なiPadユーザの食指を動かすほどではない。1年前のiPadがこれほど魅力的に見えたことはない

The Verge

この2014年にiPad Air 2を使うことは、機会損失と開かれなかった可能性について学ぶことでもある。アップルはiOSに対しタブレット専用機能を追加するのをほぼやめてしまった。ランドスケープモードのアプリで2ペインモードになるiPhone 6 Plusの機能は、大きなスクリーンサイズの扱い方を再考しており、iPad Air 2に追加されたどんなものよりも重要だった。(略)

iPad Air 2が最良のiPadであることに疑いの余地はない。タブレットとしても過去最良で、素晴らしいハードウェアとアプリの巨大なエコシステムは競合より有利だ。だがそれは、アップルのベストプロダクトではない。それは、アップルの最先端技術をマジカルで革命的なデバイスに詰め込み、信じられない価格で提供する製品ではない。

iPad Air 2はだいたい、ただ薄くなっただけだ。

Sean Hollister - Gizmodo US[原文

(miho)