ブルックリンの廃劇場、よみがえる壮麗な姿。

ブルックリンの廃劇場、よみがえる壮麗な姿。 1

「グレート・ギャツビー」に出てきそうな雰囲気。

1年ちょっと前に訪れたとき、ニューヨーク・ブルックリンのKings Theater修復作業のまっただ中で、過去の美しさがわずかに垣間見える程度でした。カビが生えた壁は崩され、残った部分は他の部分を再現するために型取りされ、ステージと観客席にはびっしりと足場が組まれていました。でも工期終了目前となった今、Kings Theaterはその華麗な姿を取り戻しつつあります。

1920年代に建設されたKings Theaterは、華麗で活気にあふれたショービジネスの象徴でした。でも1977年に閉鎖されて以来忘れ去られていましたが、修復・再利用することが2010年に決まり、2015年初頭の再オープンに向けて現在は修復作業の総仕上げが行われています。

1年前と比較すると、当時すでに修復が終わっていたメインエントランス天井の金の線条細工を除くと、すべてが生まれ変わっていました。バスルームの場所は移動され、地下室はモダンに作り替えられ、手すりも金属で仕上げられています。古い骨組みの中に、完全に新しい建物が息づいています

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その進化がもっとも表れていたのは、ひな壇式のメイン客席です。去年そこは職人たちが「足場のジャングル」とよぶ状態でしたが、今はもう足場がすべて取り払われ、座席が設置されています。客席から見上げると、美しい天井や異様なほど細かな装飾の壁も見えます。客席の光景は、他の部分がかすむほどの壮麗さです。

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新しいカーテンや、過去を正確に再現した照明も吊り下げられました。照明の光で、壁が魔法のように息を吹き返しました。

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撮影時、職人たちは下のものすごく豪華なアルコーヴの修復作業にあたっていました。修復工事開始のとき、この部分は傷みきっていたのですが、劇場の反対側にあるもうひとつのアルコーヴから型が取られ、いちから再現されたんです。

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客席の設置作業も進んでいました。席のアームの位置の床に印を付けたり、その場所に背もたれや座席をくくりつけたりされていました。

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今年末までの完成を目指すKings Theaterは、全体を見ればまだすべきことが残っていそうです。でもひとつひとつのディテールを見ていくと、この古くて新しい建物が完成したときの華やかな姿が目に浮かぶようになってきました。

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Nicholas Stango - Gizmodo US[原文

(miho)