Facebook、麻薬取締局の捜査のためでも偽名は使わせない

Facebook、麻薬取締局の捜査のためでも偽名は使わせない 1

プライバシーの保護か麻薬犯罪取り締まりか、どちらが優先されるべきなのでしょう。

今月の頭に、アメリカ合衆国司法省は、DEA(アメリカ麻薬取締局)が、ある女性のアイデンティを盗用し、勝手にFacebookに偽のアカウントを作り、捜査のために使用することを許可しました。しかし、どうやらFacebookはそれに待ったをかけたようです。

マーク・ザッカーバーグ氏らは、フェイスブックがDEA宛に送った書面の中で、いかなる理由であれFacebookのサービスを利用する場合は本名の使用するように、と意見を明確に述べました。セキュリティオフィサーのジョー・サリヴァンさんは、DEAの行動は、深刻な規約違反であると認識している、と語っています。

事の始まりは2010年。DFAのエージェントは、Sondra Arquiettという女性のIDを盗み、アカウント名をSondra Princeとした上で、容疑者らとコンタクトを取り合っていました。なぜSondraさんだったのでしょうか? なんと彼女は麻薬組織の一員として活動していたという容疑で逮捕され、保護観察処分を言い渡されていたのです。彼女が裁判を待っている間、エージェントの1人Timothy Sinnigenさんは、彼女から押収した電話から偽のFacebookアカウントを作り上げたとのことです。勝手にアカウントを作られてしまったSondraさんにとっては気の毒でしたが、司法省は「合法な法律執行措置」であるとして、この行為を認めました。

しかしFacebookには、この通告は通じませんでした。サリヴァンさんは、Facebookには明確なアイデンティ利用基準があり、いかなる法執行機関であれ、この規約には従ってもらう、と付け加えました。

司法省とFacebookのプライドがバチバチぶつかりあっていますね...。しかし、いくら犯人を捕らえるためとはいっても、本人に知らせずに勝手にアカウントを作って、捜査に使ってしまうのは少々やりすぎではないでしょうか。

source: Facebook Letter to DEA via ABC

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(Tomo)