彗星に落ちてバウンドするフィラエの姿

彗星に落ちてバウンドするフィラエの姿 1

毎秒約50cm。ゆっくりと氷と岩の塊「67P」に落ちていくフィラエ着陸の瞬間をロゼッタが捉えていました。

左から順に、東方向に落下していくシーンを上空15.5 kmから連写しました。撮ったのは「OSIRIS」という挟角カメラです。ロゼッタ搭載の撮影システム数種のひとつで、ピクセル当たり2cmの超高画素で彗星を撮れるカメラらしいのですが、公開した欧州宇宙機関(ESA)によると、この1枚では画素数は28 cm/pixelとのことです。

フィラエはこの最初のタッチダウンのあと、1度ならず2度までも宇宙にバウンドして日の当たりづらい場所に着地。彗星を激写し、胚種広布説(我々生命体がこの臭い彗星に乗ってどっかから地球に飛んできたとする説)の裏付けになるかもしれない貴重なデータを地球に送って電池が切れ休眠モードに入りました。

今は眠りの森のロボットみたいに、陽がまた当たる日を夢見ながら寝ています。

それを思うと悲しいけど、この写真を見てやっぱりすごいことだよなって思いました。着地できたこと自体がもうとてつもない偉業です。ここから5億kmの彼方、64億kmの旅の果てに、最終目的地と運命に身を預けるように自由落下していくフィラエ。それを撮るロゼッタ。しんとした気持ちになりますね。

image by: ESA/Rosetta/MPS for OSIRIS Team MPS/UPD/LAM/IAA/SSO/INTA/UPM/DASP/IDA

Kelsey Campbell-Dollaghan - Gizmodo US[原文

(satomi)