とにかく白いカブトムシ「シホキルス」

とにかく白いカブトムシ「シホキルス」 1

5μmほどの薄さしかありません。

上の写真はカブトムシの1種であるシホキルスです。この虫、とにかく目につくのはその白さ。この紙の厚さ程しか無い彼らの外殻は、まるでペンキでも塗ったかのような外見をしていますが、実はこの白さ、すごい秘密があるんです。なんと同じ厚さで人間が作ることのできるあらゆる物質よりも、彼らの持っている外殻の方が、より多くの光を跳ね返しており、その結果それらより白いのです。

シホキルスはキチン質のフィラメントを複雑によりあわせてできています。キチン質はセルロースのようなものなので、通常はそんなに光を反射するわけではなく、白くは見えません。しかし最新の解析で、このシホキルスの持つ外皮を構成する鱗片は、入射した全色の光を異なった方向に反射するように繊維を配列され、結果として1つの方向にのみ光が反射するような構造をとっているそうです。 よって、この昆虫を見た時には、全ての色の光が均等に見え、これが表面の白さの理由なそうなんです。

またこの鱗片はそのとてつもない白さにかかわらず、とにかく薄くて軽いのです。なので、このシホキルスの外殻の設計アイディアを応用できれば、筆記用具や照明器具の光度などの白さを飛躍的に向上させられるかもしれません。

Image by 林 敬偉 under Creative Commons licens

Source: Scientific Reports via New Scientist

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(Tomo)