太陽光発電は、コストパフォーマンスがとても悪い?

太陽光発電は、コストパフォーマンスがとても悪い? 1

太陽光発電による電力供給への道のりは、まだ問題だらけのようです。

太陽光発電は、エコなエネルギーとして注目され、日々その技術は進歩し続けています。しかし、EUによる最新のレポートによると、太陽光発電のコストパフォーマンスは最悪で、風力あるいは水力発電よりも悪いとのことです。

このレポートは発電所の建設資本や運営費だけではなく、気候の変化や公害の問題、資源の枯渇なども計算に入れた経済全体に与える影響も考慮に入れています。信じられないかもしれませんが、この事実をサポートするだけのデータは、実際に取れているそうです。

またこのレポートでは、それぞれの発電方式が、ある一定量の電気を生産する場合、どれくらいのコストがかかるのかを比較しています(単位は/mWh メガワット時)。それによると、新型の石炭発電所や天然ガス発電所は約64ドル(6,912円)/mWh、陸上風力発電は102ドル(11,016円)/mWh、原子力発電は115ドル(12,420円)/mWhであるのに対し、太陽光発電はなんと127ドル(13,716円)/mWh。太陽光発電の効率の悪さが、一目瞭然ですね。

なぜこうなってしまうのでしょうか? Technology Reviewによると、原因は太陽電池の製造過程にあるそうです。ほとんどの太陽電池は中国で作られており、中国での電力の生産はもっぱらに炭素資源(石炭など)に頼っています。また太陽電池は希少な金属資源をその材料として用いていることもあり、これらの理由を統合した結果、経済への影響はあまりよくないとされているのです。

このレポートは2012年のデータを使ったものなので、最新の技術や環境の変化でその影響力がどの程度になっているのかは未知数です。この2年間で状況が好転していればいいのですが…。

image by: AP Photo/Jerry McBride

source: European Commission via Technology Review

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(Tomo)