脳活動を見れば、何を話しているのかわかってしまうらしい

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脳は口ほどにものを言う?

少し前、脳科学者グループが脳活動から画像を復元したというニュースがありました。それはぼやけたものではありましたが脳活動から何かを復元できるというのは、何かしらの将来性を感じさせてくれるものでした。

そして今、また別の脳科学者グループが素晴らしい発見をしてくれました。彼らは、頭の中で話された声を、脳活動から部分的に復元することに成功したのです。

この研究の難所は、人の頭の中に入り込んで、彼らの神経細胞の活動を直接的に記録することでした。Frontiers of Neuroengineering誌によると、この研究ではてんかんの治療手術を行っている最中に、データを取ったようです。この方法なら、わざわざ健康な人の頭に穴を開けて、脳の中を見るというよりは倫理的かもしれません。7人の被験者らは、ゲティスバーグ演説 やジョン・F・ケネディ大統領就任演説、それにハンプティ・ダンプティなどを大声で読むように言われ、その間脳の中に差し込まれた電極で脳活動を精査されていました。その後、被験者らは、同じものをもう再度読むように言われましたが、今度は1度目とは違います。研究者らは、被験者らに静かに自分の頭の中で読むように頼んだのです。

研究者らはあらかじめ、脳波を解析できる機械を個々人ごとに作っておき、それを2つの実験からえられた脳活動のデータに用いました。すると、どちらのケースの場合でも脳活動のみから何を話そうとしているか(もしくは、考えているのか)を復元することができたそうです。

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話された言葉のスペクトログラム(左上)と脳活動から復元されたスペクトログラム(左下)Martinら

アルゴリズムはまだ完全なものではなく、被験者が読んだ単語のうちの決まったものしか認識できていません。しかし、これからどうなるかはまだ誰にも予想不可能です。もしかしたらこの技術のおかげで、例えば身体に麻痺のある患者を会話できるように治療するなど、医学に革命を起こすようなデバイスを作成できるようになるかもしれませんしね。

もしかしたら、近い将来他人の考えを読めたりするのかもしれません...。

Top image: Alex Mit/shutterstock

source: New Scientist, Frontiers in Neuroengineering

Sarah Zhang - Gizmodo US[原文

(Tomo)