嘘を聞き分ける方法

人が1日に遭遇する嘘は10個から200個。

…ですが人には24時間ポータブルの嘘探知器が備わっています。そう、耳。このTEDのレッスンで嘘を「聞き分ける」能力に磨きをかけましょう。

身体的変化で嘘を見分ける方法は数多ありますが、あんまりアテにならないことがわかっています。ここでNoah Zandanさん(Quantified Communications共同創設者兼CEO)が紹介しているテクニックは「言語テクスト分析(Linguistic Text Analysis)」と呼ばれるもの。嘘と真実を語る時の文章の組み立て方の違いで嘘を見分けます。

1. 人は嘘をつく時、一人称で語らない

自分の言葉ではなく、誰かほかの人の話として語ることが多い。第三者目線を間に置くことで、自分と嘘の間に距離を置く。

例)どっちが嘘っぽい?

「この家でパーティーなんかやるわけないでしょ」

「僕はここでパーティーはやっていない」

2. 嘘つきは言い方がネガティブ

無意識に罪の意識がある現れ。

例)「(チャットの途中で)ごめん、そろそろバッテリー切れ。ったく嫌になるよ」

3. 嘘つきは物事を単純な言葉で説明する。

複雑な嘘話は脳がついていかないため、どうしても話が単純になる。物事の判断・評価は脳が処理する情報の中でも高度な部類に属する。

例)「あの女性と性的関係は持っていない」(某クリントン大統領)

4. 嘘つきは言葉こそ単純だが、説明は無駄に長い。

嘘つきは単純な話に余計な尾ひれ羽ひれ、どうでもいい細かい事実をくっつけて、ひたすら長くする。

例)「このたびの捜査は、現職のホワイトハウスおよび政権の人間が誰一人としてこの奇妙極まりない事件(ウォーターゲート)に一切関与してないことを示唆するものであることを私は神に誓って断言できる」(某ニクソン大統領)

応用編1: ツール7連覇タイトル剥奪のランス・アームストロングの場合

2005年のインタビューで「パフォーマンス強化剤は使ってない」と否定:

「だからね、フランスの人間がパリのラボでYOUのサンプル開けたのね、わかるでしょ、Jean. Francisとかみんながさ、で、ちゃんとテストしたのさ。[...]と思ったら急にYOUに新聞社から電話がきて、「おまえEPO検査で6回陽性だったんだってね」って言われるわけよ」

→三人称の仮定形でしか語らない。

2013年のインタビューで薬物使用を認める:

「俺は自分を完全に見失ってしまってた。ほかの人にはとても真似できなかったと思う。でも俺ならなんとかできると思っていた。自分の人生、自分で決める。どんな結果も自分で引き受ける覚悟だった」

→嘘のときより俺語りが4分の3増える。

応用編2: 隠し子隠蔽で大統領選争い失脚、ジョン・エドワーズ元上院議員の場合

不倫を認める前:

「私が知っているのは、父親と思しい男性が公の場で自分がその子の父親であると言ったという事実だけだ。その父親と思しい男性とあの女性にその子どもの養育費を依頼・合意・支持に基づき払った事実はない」

→一人称で語ってはいるが、隠し子を「THAT BABY」、不倫相手を「THE WOMAN」、本当の父親を押し付けた相手を「THE APPARENT FATHER」と突き放して語っている。

不倫を認めた後:

「私がQuinnの父親だ。この子にはできる限りの愛情と養育費を与えていくつもりだ。

→短いながらもストレート。子どもを名前で呼び、自らの役割りを語っている。

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日本の事例に当てはめて考えると、いろいろ当たってるな…。

source: TED

Omar Kardoudi - Sploid Gizmodo US[原文

(satomi)