豪州にフランク・ゲーリーがつくった大学。ぐにゃぐにゃです

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フランク・ゲーリー(85)がとうとう豪州上陸を果たしておしまいになり、シドニー工科大学(UTS)ビジネススクールがついにその姿を現しました。

シドニーオペラハウスと並ぶ名所をつくってくれと頼まれて、造りました。さっそく「茶色の紙袋」と呼ばれてます。

東と西で表情がガラリと違うのが特徴です。東は名産・砂岩をイメージした波打つブリックの壁、西はコンテンポラリーなガラス張り。

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これが西側 (c) andrew worssam

使ったブリックはなんと32万個! 並べ方が不規則なので、普通なら1日500個並べられるのですが100個しか並べられなくて、ものすごく手間かかってます。

2012年着工、総工費1億8000万豪ドル(183億円)。名前は2000万豪ドル(約20億円)をポンと寄附した中国系ビジネスマンの名前をそのままとって「Dr. Chau Chack Wing」ビルとしました。

フランク・ゲーリーといえば10月にはスペインの記者会見で、「目立ちたいだけの建築だという批判に対してはどうお答えになりますか?」と聞かれて中指を立て、「今の建築の98%は糞だ」と応じ、会場がシーンとなった一幕もありましたね。

気になる地元オーストラリアの反応はと言いますと…

・「雨をどっぷり吸い込んでゴミ回収を待つダンボール箱の山」(マイク・カールトン、TV新聞でおなじみの論評家)

・「コロニアル建築に対する侮辱」(ジャーメイン・グリア、豪州を代表する作家兼ジャーナリスト)

・「悪趣味なガウディ」(エリザベス・ファレリー、作家兼新聞論説委員)

けちょんけちょん。こうでも言われないと始まらないのがゲーリー建築でもあります。お元気そうで何よりですなあ。2015年2月オープン。

image: UTS

source: Design Boom, The Conversation, The Sydney Morning Herald

(satomi)