バッテリーを長持ちさせるコツを復習してみましょう

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この記事はライフハッカー[日本版]の転載です。

1つのパーツで構成されたユニボディのスマホが増える中、バッテリーを長持ちさせる方法を知っておくのは重要なことです。なにせ、バッテリー交換という選択肢はもうないのですから。

今回は、スマートフォンやタブレットのバッテリーを長持ちさせる方法をもう一度おさらいします。

アプリを使うだけでは不十分

バッテリーの寿命を延ばす方法として重要なのは、アプリに任せきりにしないことです。通常時、充電時、放電時におけるスマートフォンの扱い方によって、短期的にも長期的にもバッテリーの寿命を延ばせます。

ただし、異なるバッテリーには異なる対処法があります。現在スマートフォン等に採用されているバッテリーには、Li-ion(リチウムイオン)、Li-Po(リチウムポリマー)、そしてNi-Cd(ニッケルカドミウム)の3種類があります。

スマートフォンであれば、おそらくリチウムイオン電池が使用されていますが、背面のカバーを外せばデバイスのバッテリータイプを確認できます。またユニボディのデバイスの場合は、説明書またはWikipediaで確認できます。使用しているデバイスのバッテリーを良好に保つ方法は、以下のうち該当するセクションで確認してください。

リチウムイオン電池

現在最も広く使用されているリチウムイオン電池ですが、実は高い温度で使用した方が優れたパフォーマンスを発揮します。問題はその代償です。つまり、バッテリーに余計な負荷がかかり、充電容量が減ってしまうのです。リチウムイオン電池を長持ちさせる方法は後ほどご紹介します。その前に、急速充電や強制放電(専用アプリを使って実行)はやめた方がよいということを頭に入れておいてください。バッテリーの寿命が短くなるだけです。

また、リチウムイオン電池を充電できる回数は決まっています。説明書で読んだかもしれませんが、これは「充電サイクル」または「バッテリーサイクル」と呼ばれています。この限界回数に達すると、バッテリーは次第に劣化し始めるのです。ですから、毎日、毎晩、あるいはバッテリーを使用しない時に習慣的に充電するのではなく、必要な時に充電する方がよいでしょう。

バッテリーを「満タン」にしておく人がたくさんいますが、バッテリーを良好な状態に保つには、ある程度充放電する必要があります。解決策の1つとして、バッテリーを常に50%から80%に保つと最適のパフォーマンスを期待できるということがあります。バッテリー容量を注意深く監視すると良いでしょう。

バッテリーを充電する前に放電させるべきだというのは、リチウムイオンに関しては都市伝説です。これは、ニッケルカドミウム電池を根拠としたものです(詳細は下記に記載)。リチウムイオン電池のデバイスには「メモリ」がないので、完全に放電する必要はまったくありません。

リチウムポリマー電池

リチウムポリマー電池はリチウムイオンが変化したものであり、通常のリチウムイオンと同様の方法でバッテリーを良好に保てます。最大の利点は、リチウムイオン電池のように硬い長方形のケースに入れる必要がなく、デバイスの形に合った形状にすることができるということです。そのため、取り外しができないユニボディデバイス用のバッテリーに適しています。

iPhone 6やHTC Oneなど、最近人気のある携帯電池の多くはリチウムポリマーバッテリーが使用されていますが、リチウムイオン電池用のアドバイスは、すべてリチウムポリマーバッテリーにも当てはまります。

ニッケルカドミウム電池と都市伝説

使用しているスマートフォンがずっと古い型であるなら、おそらくニッケルカドミウム電池が使われているでしょう。

長年のうちに、バッテリーの取り扱いに関するさまざまな都市伝説や誤解が生まれましたが、その一部はニッケルカドミウム電池が広く使用されていた時代から根強く続いてきたものです。バッテリーのメモリー効果、ザッピング、短絡処理による回復について聞いたことがあるでしょうか。それらはすべてニッケルカドミウム電池に端を発する概念ですが、誤って解釈されていることが多々あります。

それでは何が真実なのでしょう?

ニッケルカドミウム電池の再充電回数は500回が上限です。つまり、使い始めてから2年以内にバッテリーが劣化する可能性があるということです。これは、スマートフォンがこの技術を採用しなくなった主な理由の1つです。

一般的に「メモリー効果」と言われている現象は、実はバッテリー内部のカドミウムの限度であり、使用されないと結晶化するというものです。一定期間ごとにデバイスを完全に放電しないと、充電できる容量が次第に減っていきます。バッテリーの「ザッピング」は、急速高電流充電によってメモリー効果を解消する方法として広く知られていました。しかしザッピングも短絡処理も、実際に「メモリー効果」現象を解決するものではありませんでした。

ニッケルカドミウム電池は完全放電すると損傷してしまいます。なので、バッテリー残量が低いことを示すメッセージが表示されたらすぐに充電しましょう。また、使用していない時も、1日に1%のバッテリー消費があることを覚えておいてください。充電が切れるまでデバイスを置きっぱなしにするのもバッテリー損傷の原因になります。

充電と保管

特に旅行中は、複数のデバイスを1つの充電器で充電できれば便利ですよね。しかしKindleとスマートフォンを充電する際に同じ充電器を使うことで問題が起こる場合もあります。異なる充電器では、出力アンペア数が異なる可能性があるためです。この数値は充電器のどこかに小さく表示されているはずです。おそらく、「出力DC5V = 1A」などと書かれているでしょう。同様の充電器であるかは電圧と電流を比べてみればわかります。ただし最近のデバイスは電圧数がほとんど同じです。

最も効果的な充電方法は、デバイスと一緒に入っていた充電器とケーブルを使うことです。多少荷物は増えるかもしれませんが、電池の寿命は延びるでしょう。ラベルがなく、正しく充電されているかもわからないような安価な充電器で高価なスマートフォンやタブレットに損傷を与えるリスクをとる理由など、ありませんよね?

スマートフォンやタブレットをしばらく使わない予定はありますか? その場合、リチウムイオン電池を使用したデバイスであれば、充電量を約50%にしておくのが最良の方法です。また、通常の室内温度で保管しましょう(下記にさらに詳しく書いてあります)。

また圧力がかかったり穴が開いたり、あるいは落としたりするといった頻繁に起こり得ることが原因でスマートフォンのバッテリーが損傷した場合、液漏れが発生する可能性があり、それによって寿命が短くなったりスマートフォンの回路が損傷したりすることを覚えておいてください。

高温は避けて涼しい場所で使用する

バッテリーのタイプごとのアドバイスに加え、最後にもう1つだけアドバイスがあります。スマートフォンは涼しい場所で使ってください。

デバイスは摂氏60度以下の環境で使ってください。この段階に達すると、バッテリーを取り外すようにメッセージが表示されたり、強制終了されたりとさまざまなことが起こります。

ゲームをしてスマートフォンが熱くなったら、解決策はゲームをやめるということです。通常こういった現象は、単にプロセッサーの処理時間が長すぎたことに起因することが多く、バッテリーへの影響はあまりないでしょう。ですがプロセッサーを使いすぎたということは、バッテリーも使いすぎたということです。ゲームは短時間で集中的にプレイするようにし、据え置き型ゲーム機のように長時間プレイするのはやめましょう。

また、デバイスをケースから取り出すのも効果的です。環境温度も要因となり得ますから、暑い日や建物内の温度が高い時は、デバイスの温度が上がらないよう気をつけましょう。

高温は敵です。バッテリーが高温になることはパソコンでも大問題ですが、バッテリーの寿命も短くなります。それどころか、高温になりすぎると、電池電解液は発火することでも知られています(めったにないことですが、起こり得ることです)。

その反面、スマートフォンをあまりにも低温で使用するのも、それはそれで良くありません。バッテリーの全体的な状態は良好に保つことができますが。最善の結果を求めるのであれば、バッテリーは常識的な室温に近い環境のもとにおくように心がけましょう。

Keep Your Android's Battery Healthy With These Tips|MakeUseOf

image by ShutterStock

Christian Cawley(訳:Conyac