テイラー・スウィフト陣営「Spotifyからお金そんなにもらってない」

テイラー・スウィフト陣営「Spotifyからお金そんなにもらってない」 1

誰が正しいかはともかく、ミュージシャンに未来はあるのか。

テイラー・スウィフトがSpotifyから全作品を削除し、Spotifyは「壮大な実験」であり「クリエイターの努力をまかなえない」と批判しました。それに対しSpotify側は、「これまで音楽業界にはロイヤリティ20億ドル(約2,300億円)を支払ってきた」と反論しました。そして今スウィフト側が、Spotifyの言う数字を否定し再反論しています。

Spotifyいわく、彼らのロイヤリティ支払いは2014年だけで総額10億ドル(約1,150億円)になり、スウィフトであれば今後1年間で600万ドル(約7億円)稼げる…ってことでした(ただしそこからレーベルがいくら持っていくかは謎)。でもスウィフトのレーベル、Big Machineのスコット・ボルチェッタCEOは、スウィフトが過去12ヵ月にSpotifyから得た収入は、米国内では50万ドル(約5,800万円)にもならなかったと言ってるんです。

ボルチェッタ氏の言う数字には米国外の売上が入っていませんが、スウィフトのファンは米国が一番多いのに、それで50万ドルとはどういうことでしょうか。50万ドルだって大金だし、Spotifyにいるもっと無名のアーティストから見ればうらやましい限りでしょう。でも、スウィフトは今最大のポップスターのひとりなんだし、彼女のアルバム「1989」は1週間での売上が2002年以来最大を記録しています。それに50万ドルでは、Spotifyの言う「600万ドル」と全然違います

ただ、この問題は単に「テイラー・スウィフト vs. Spotify」って話じゃありません。レコードレーベルがストリーミングサービスの枠組みの中でも甘い汁を吸おうとしてミュージシャンが搾取されてるのか、単にストリーミングサービスがまだダウンロードとか物理メディアの売上に届かないだけで今後はもっと稼げるようになるのか、それはわかりません。でも今はとにかく、ミュージシャンという仕事では、従来と同じ稼ぎ方ができないみたいです。少なくとも、今はまだ。

source:Time

Gerald Lynch - Gizmodo UK[原文

(miho)