Oculus Riftと心拍計を組み合わせた新たな体験「360°ホラー」

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クールなフリしてビビってますね、あなた。

先月11月22日(土)から24日(月)にかけてSHIBUYA TSUTAYAでは、いつもと違う光景が広がっていました。

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Oculus Riftをかぶったイベント参加者が絶叫に継ぐ絶叫。画面には何かしらの数値が表示されています。

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よく見ると参加者の指には何やらセンサーのようなものが付いている様子。参加者の絶叫っぷりに、自然と人だかりもできています。

360°ホラー」と名付けられたこの体験イベント、参加者がOculus Riftの中で見ているものは、実写のホラームービーなのです。

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Oculus Rift内で流れていたホラームービーの一場面

シチュエーションは薄暗い廃屋の病院。Oculus Riftならではの全方位、360°の映像内にゾンビが登場します。ゾンビがジリジリと自分に向かって歩いてくる時の絶望感たるや。

視界が覆われているため、映像の世界観へ自然と没入してしまい怖さは倍増、Twitterからその恐怖と迫力が伺えます。

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参加者が指につけていたセンサーは心拍計。こちらが画面と繋がっており体験者の心拍数をリアルタイムでヴィジュアライズしているのです。どんなに冷静を装っていても、心拍数を都度計測されていたんじゃ、怖がっているかどうかがバレてしまいますね。

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体験者の心拍数が一定数を超えるとWARNINGの表示も流れる

Oculus Riftは実際に頭にかぶって、中で流れている映像を見ないと楽しめないデヴァイスですが、心拍計とそのデータをヴィジュアライズしたことでOculusをかぶっていない人でも楽しめるようになっています。

このユニークな企画を行った、株式会社アイ・エム・ジェイ、コミュニケーションデザイン室のメンバーに話を聞いたところ、「心拍数をヴィジュアライズするために、心拍計を自作した」と驚きの回答をいただきました。

というのも、市販の心拍計だとハードウェアである心拍計と、計測したデータをヴィジュアライズするソフトウェアがセットになっていて切り離せなかったそう。「恐怖感をいかに周りの人にわかりやすく、強烈なヴィジュアルを通して伝えられるかどうか。体験者の怖がるリアクション含め舞台装置にしていかなければ、街を歩いてる人たちに興味を持ってもらえないし、参加もしてもらえない」と感じた開発メンバーは心拍計のセンサーを買ってきて、Arudinoと組み合わせてプログラミングを行い、半田付けもして文字通りイチから心拍計を作ったとのことです。

ハードウェア、ソフトウェアが続々と生みだされる昨今、以前紹介したOculus RiftとLeap Motionを組み合わせたインタラクティヴ作品のように、テクノロジーの組み合わせ次第で、今までにない新たな体験が創り出されてきています。次はどんなテクノロジーの組み合わせで驚きが生み出されるのか期待大ですね。

source: 株式会社アイ・エム・ジェイ, 360°ホラー

(和保皓介)