私がiPhone 6を捨て、5sに出戻りしたワケ

嬉しかったんですよ。最初は。

iPhone 6が登場してはや2ヶ月が過ぎました。購入したみなさん、使い心地はいかがですか? 今回は、そんな新しもの好きの一人、米Gizmodoのクリス・ミルズ記者がiPhone 5sから6に変更した2ヶ月間の率直な感想です。

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iPhone 6が発表された時、私はいつもどおりの、ごく普通の行動をしました。新作が出たからには買うべきだ、とにかく早く欲しい、考えるよりも先に「購入」ボタンをポチったのです。

そして2ヶ月後の今、私は5sを使っています。

いや、すごくいいと思ってたんですよ。デスクトップのMacとの相性も完璧だし、iOS 8から始まった「ヘルスケア」もとっても便利。ラッキーなことに、私のiPhoneは曲がったりもしなかったですしね。でもある日、海外に行く用事があってSIMロックが解除された電話が必要だったため、引き出しの奥の5sを持っていったのです。そこで、気づいてしまったんですよね。5sの方がぜんぜんいいなって。

正直、サイズとNFC以外に、6と5sの違いってほとんどないんですよ。もちろん6のほうが処理速度は速いし、画面もキレイ、カメラもいい。スローモーション撮影も240fpsになってより楽しくなりました。でも正直、スマホ中毒のこの私でも、2つの違いに気づくことはほとんどありませんでした。両方とももう十分速いし、カメラだって十分なんですよね。

まぁいろいろ言いましたが、結局一番辛かったのはなんだかんだでサイズですよ。私は手が小さいので、いつも「落としたらどうしよう」ってビクビクしてました。結局また散財してアップル公式のレザーケースを購入したわけですが、それでも5sのしっくり感にはかないません。

もうね、ぶっちゃけ大きい電話って使いづらいんですよ。そもそも、サムスンに対抗して「小さいから使いやすい」って言ってたのアップルじゃないすか

結局、私には大きなスクリーンの良さが分からなかったのです。iPhone 6で小説も読んだし、動画も見た。Twitterも使っていました。でも「大きくてよかった」って思えたことがなかったんですよね。

それに、今iPhone使っているから次もiPhoneって時代ではもうないんじゃないかなと思います。私は去年、とある事情でモトローラの「Moto X」を使っていた時期があったのですが、正直、すごくよかったんですよ。大きさもそうですが、最新版のAndroidはもうぜんぜん不安定じゃないし、iPhoneに戻すのをちょっとためらったくらいです。

要するに、今出ているようなスマホはもう十分に高性能で、どんぐりの背比べであり、iPhoneが新しくなったからって考えなしに飛びつく必要はないのではと思っています。5sだって6だって、モトローラの2万円を切るスマホでもいいんですよ。もちろん、「だからみんなiPhone 6なんて売っぱらっちまえよ!」って話ではありません。大きなスクリーンが好きな人もいるでしょうし、iPhone 4SがiOS 8に対応してるけど入れても使い物にならないように、古いスマホはどんどん切り捨てられてしまいます。

でもiPhone 6と5s、それにAndroidスマホも、同列にして比べた方がいいと思います。もう「新しいから素晴らしい」って時代ではないんじゃないですかね。流行にとらわれず、周囲の視線を気にせず、好きなのを選べばいいんですよ。

そういう理由で私は今5sを使っているし、代わりに引き出しに入ったのが6だった、ってわけです。

Chris Mills - Gizmodo US[原文

(渡邊徹則)