どうしてロシアではiPhone 6が1,000ドルもするの?

どうしてロシアではiPhone 6が1,000ドルもするの? 1

やむにやまれぬ事情があるみたい。

猫の目のように変化する、ロシアの通貨「ルーブル」のレート。その影響を受けて、アップルのiPhone 6/6 Plusも同国のストアにて値上げ→ストア停止→再開&値上げと買い時がわからないぐらいステータスが変化しています。

でも、そもそも気になるのはどうしてロシアではiPhone 6が1,000ドル(12月24日のレートでiPhone 6の16GBは5万3,990ルーブル=約990ドル)もするのか。その理由について、海外メディアのVoxが解説しています。

2年契約のありなし

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まず小売価格について。例えばiPhone 6の16GBはアメリカでは199ドル(約2万4,000円)日本では実質0円で購入できます。それがロシアではなんで1,000ドルもするのか…。これはスマートフォンに詳しい方ならすぐに気がつくと思いますが、米国や日本の価格は2年間の契約を前提とした割引価格なんですね。

もしiPhone 6の16GBを2年契約なしで一括で購入すれば、アメリカでは649ドル日本でも7万5,800円になります。うん、1,000ドルに近づいてきました。でもまだロシアの価格とは350ドル近い開きがあります。その理由はというと…。

ヨーロッパ特有の高い税金

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ヨーロッパは税金が高いんです。日本の消費税に相当する付加価値税(VAT)は20%前後から、国によっては25%以上と非常に高額になっています。これをiPhone 6の価格に適用した場合、イタリアでは998ドル、フランスでは971ドル…と、ロシアと変わらない価格水準となってしまうんです。ロシアの消費税は他のヨーロッパ諸国ほどは高くないようですが、やはりiPhone 6の価格を大幅に上げる要因になっています。

つまり、ロシアでiPhone 6が1,000ドル近くもするのは原油安のせいでもウクライナ問題による経済制裁によるものでもなく、ヨーロッパ水準では当たり前の価格ということなんです。ただ、iPhone 6をたった1ヶ月で3万1,990ルーブルから5万3,990ルーブルまで値上げされたロシアのアップルファンはたまったものではないでしょうが…。

source: Vox

(塚本直樹)